暁 〜小説投稿サイト〜
八神家の養父切嗣
八話:会話
[6/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
シャマルは大学に行く。
 あたしも学校、はやてとアインスはお店に行くんだけどアインスは偶にソファでうたた寝してることがある。
 夜遅くまで勉強頑張ってるのはすげーけど、ちょっと心配。
 でも、そんな時はいつも切嗣が何も言わずにアインスに毛布を掛けて自分が八神堂(お店)に行く。
 普段はちょっと情けないけど、こういうところはかっこいいと思う。

 学校から帰ったら、八神堂(お店)の二階で宿題をする。
 ここは何でも揃っていてまるで秘密基地。あたしのお気に入りの場所だ。
 ただ、みんなが帰ってくるとかまってくるので偶に大変。
 切嗣とアインスはアイスを持って来たり、シグナムは外で遊ぼうと誘って来たり。
 シャマルはあたしの好きじゃないフリフリの服を着せに来るから一番大変。
 宿題中ぐらいおとなしくしててほしい。

 宿題が終わったら塾か自由時間。
 この日は塾がお休みだったからBD(ブレイブデュエルのデッキ)の強化案を考えた。
 八神堂はベルカスタイルのBDオーナー店。
 ショッププレイヤーとして強くなるのも大事なお手伝い。
 ショッププレイヤーと言えば切嗣だけが家で入っていない。
 おじさんには辛いって言っているけどBD自体は上手いから不思議。

 夕方、この日はシグナムと一緒にアインスを夜間学校まで送った。
 帰りはスーパーで晩御飯の買い出し。
 買い物をしながらシグナムにもっと家にいてもいいと言ったら、笑いながら頭を撫でられた。
 いまいち、よくわかんない。
 帰ったらお風呂に入って、それから晩ご飯。

 はやてのご飯はやっぱりギガうま。食べ過ぎちゃうけどしょうがない。
 ただ、シャマルがお手伝いしたときはたまに凄いのが混じってるから油断できない。
 今日は麻婆豆腐の唐辛子の量が凄いことになっていた。
 あたしとシグナムは一口でギブアップ。ただ、切嗣だけが凄い勢いで食べていた。
 しかも、おかわりまでしていた。はやては男を見せたって言ってたけどなんだか違う気がする。

 ご飯を食べてのんびりしているとザフィーラとアインスが帰ってきた。
 いないと思ってたら迎えに行ってたっぽい。やっぱりザフィーラは凄い。
 でも、残った麻婆豆腐を食べてもらったらぐったりしていた。やっぱり、切嗣が変だと思う。
 だんだん眠くなってきたから今日も早めに寝る。あたしはいつもはやてと一緒に眠る。

 いろんな事があって一緒に暮らしてる。誰も血の繋がりはない変わった家族だけど。
 毎日楽しいし、幸せだから―――



「『世界で一番の家族だと思う』…かぁ。ありがとうな、ヴィータ」

 ヴィータの作文を読み終えた八神家の面々は微笑まし気に静かに寝息を立てるヴィータを見やる。
 但し、ただ一人
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ