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冬虫夏花
5部分:第五章
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て真紀の心が動いた。寒いのは苦手だが暑いのは得意なのである。やはりこの辺りは沖縄出身だけはあった。夏娘なのだ。
「暑かったら」
「行けるか?」
「そうね。だったら一緒に」
 それに乗る気になった。

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