進級試験とウロボロス
生徒会室での雑談
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まずは夢を掴み取る事が優先だからな、それより木場と姫島先輩は飛び級で上級なのか?」
「いんや、昇格試験は中級だ。ホントは俺も飛び級かな?と思ったが、悪魔社会では順序と言うのが存在するんでね」
「なるほどな。確かに創造神黒鐵様である事で、上と話し合い出来る程だと聞いたが流石に飛び級は無理か。兵藤とヴァーリは強いが、木場も前よりかは凄く強くなったと思うぜ」
そっからは祐斗と模擬戦したらしいが、攻撃がほぼ当たらなかったが一太刀入れられたそうだ。テクニックタイプなので、いくら龍王変化を使おうが今の祐斗では簡単に勝つ程の実力持ちだしな。神速には神速でやればいいが、匙はまだそこまでのレベルを達していない。昇格もいいがまずは強くならないといけないが、人工神器を使った実験を手伝っているシトリー眷属。
「人工神器は神器システムを真似して独自に編み出したと言うアレか?」
「最近になって一つの成果が出たんでな、今度シトリー眷属の非神器所有者に人工神器を取り付けてみようって話になったんだ」
「ヴァーリらは知らなくて当然だが、俺も少し関わっている。人工神器は本物の神器よりも出力も安定しないし、回数制限もあるから改良の余地がある。強くなれるのは確かだし、やっておいて損は無いから人工神器の研究が進めば近い将来は悪魔の戦力になるかもしれない。『反転』もやってないが、それに関しては負担やら手出しさせないようにしてある」
「兵藤の言う通りだが、人工神器にも色々と種類があってさ。俺が貰う訳じゃないけど、知ると楽しいからな。パワーやサポートなどのタイプ別に始まり、系統も属性系やカウンター系や結界系などなどバリエーションに富んでやがるからな。俺達の神器みたいにモンスターとの契約または封印した人工神器もあるそうだ」
アザゼルの人工神器も五大龍王の一角『黄金龍君(ギガンティス・ドラゴン)ファーブニル』と契約しているが、たまにドライグから神器を通して会話をしてくるそうだ。昔と変わらずであるが、俺も昔と全然変わっていないので安心している。俺らはお茶を飲みながら、昼休みを活用していると生徒会室に他のシトリー眷属メンバーが入ってきた。
「あー!兵藤君とヴァーリ君だ」
俺らを見るなり他のメンツも入ってきた。匙は他の女子から何やら指令が飛んできたようだったので、影から意識体として出てきたヴリトラも匙の中に戻ってから行ってしまった。仁村さんと花戒さんとのブッキングをしたそうだが、以前ソーナから聞いた話だと二年の花戒さんと一年の仁村さんは匙を巡って水面下で激闘を繰り広げているそうだったか。すると『戦車』の由良はサイン色紙を持って言った。
「兵藤、サインをくれないか?」
「それは黒神眷属『王』に対してか?」
「それもあるけど宝にした
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