Chapter 2. 『想う力は鉄より強い』
Episode 6. Die Hard’s Daily Life
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お高い転移結晶を使ってまで高速帰還したんだ。しっかり目当ての店を確保しねえと。もししくじったら、相棒の機嫌が急降下を通り越してアンダーフローを起こしかねない。翡翠の瞳からハイライトが消える瞬間を二度も見るのはゴメンだ。
「七番街ってのは、確か真南だったよな」
「そう。その中央ゲートから八十六メートル先、進行方向向かって左手側、羽の生えた牛が描かれた看板が目印のお店『pastorale』が目標地点。ほら、急ぐ急ぐ」
「へいへい」
ファーの付いた濃緑色のケープを翻して先を急ぐリーナの背を追って、夕暮れの雑踏へと俺は足を踏み入れた。
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