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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter27
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庫で部屋全体が冷蔵庫になっているようだ。
「さ、さぶ」
夏服の私たちにはかなり堪える冷たさだ、早々に食料を調達しよう。
だがこの食料庫だけ、明らかに可笑しい点がある、それは
「これ…荒らされてる?」
音姫さんが呟く、食料庫はケースが引いてあったり乾パンやカロリーメイトなどが地面に散乱している。
「もしかして…あの穴から出たやつが?」
そう考えると妥当思える。
取り合えず食料を…
「めぐねえ!みんな!これ!」
ふと、由紀ちゃんの大声でこの部屋にいる私達は由紀ちゃんの元へ向かうと由紀ちゃんの目の前の引き出しの中にあるものに気が引いた。
「こ、これは…」
「お肉…」
中にあるのはこのパンデミックが起きてから一度も目にすることがなかった肉類…しかも牛肉でぶ厚いステーキにつかうものだ。
「りーさん!音姉!今日はステーキだよ!」
由紀ちゃんは口からよだれを滴ながらステーキを食べたいと懇願する。
「そ、そうね、そうしましょうか」
私も久しぶりに食べたいしね、と心で思い人数分のお肉を取り出して、早めにここから立ち去りたいために地上を目指して戻りの道を戻った。
地上にもどって来ると既に夕方で日が傾き沈んでいく、奴等もこの学校から帰宅するようにぞろぞろと敷地外に出ていっていくのを確認する。
「それじゃあ各自、持ってきた荷物を纏めたら夕食にしましょうか」
安全圏に戻って荷物を部屋に整理して入れてから私は部室にいくと音姫さんも整理が終わっていたようで既に地下で手にいれた野菜などを切ってサラダを盛り付けている
「あ、若狭さん」
「手伝います、音姫さん」
「ありがとうね、それじゃあそろそろお肉焼いてほしいな、私はステーキのタレを作るから」
そういってステーキの焼きは私に任せると音姫さんはステーキにあうソースを作るのにとりかかえる。
私もフライパンにサラダ油を敷いてその上に牛肉のステーキを乗せる。
乗せた瞬間ジューという焼いている音と肉の言い匂いが部屋の全体へと漂わせる。
焼いている私だけど本当に美味しそうで唾を飲みこむ。
「りーさん!お肉焼けた!?」
すると部屋の外から駆け足でこちらに近づく足音部屋の扉を開けて入ってきたのは由紀ちゃんだ、どうやら片付けが終わった後、走ってこっちに来ちゃったみたい。
「もう、廊下は走ったら駄目よ」
「ご、ごみん」
廊下を走ってきたことをしかると由紀ちゃんはしゅんっと落ち込む。
「もう少しで出来上がるから少し待っていてね」
「う、うん!」
そういうと由紀ちゃんは椅子に座ってニコニコといまかいまかと待ちわびている。
それからしばらくして胡桃達も
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