暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第42話 焼き鳥戦決着!
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わよ。

 私は振り下ろされてくる2本の炎剣を避け、それを持つ手首を斬り落とした。炎剣が氷輪丸を受け止められるならその手を斬り落としてしまえばいい。

「ろくに剣を振ったこともないくせに剣術で私に勝てると思わないことです」

 そして私は胴薙ぎを一閃、ライザーを上下に断ち切った。ライザーの下半身は完全に凍りつき屋上に落下、砕け散ったわ。

「おのれ!」

 ライザーは下半身を回復しつつも両手首の切断面から私に向けて炎を放ってきた。私はそれを距離をとって回避する。するとその瞬間下からレールキャノンで放たれた魔力弾がライザーに直撃、またしてもライザーを吹き飛ばした。

「お兄ちゃん! 今こそ練習の成果を見せる時です!」

「練習!? ……っ! そうか! よし!」

 するとイッセーと白音は共に屋上に降り立ち構えをとった。なるほどそう来るか。なら私のすることは……。

 ライザーの方を向くと、ライザーもなにかヤバイものが来ると思ったのか炎の翼をはためかせ、回復もそこそこに回避行動を取っていた。

「逃がしませんよ!」

 私は氷の翼をはためかせ、さらに背部と足裏のスラスターも全開にしライザーに突撃、すれ違いざまに右の翼を斬り落とした。さらに

「こっちは私が頂くにゃ」

 気配を消して接近していた黒姉が残った方の翼をむしり取る。右翼切り口は凍りつき、左翼は仙術のせいで回復できない。つまりライザーは空中で身動きが取れなくなった。

「しまった!」

 慌てるけどもう遅い!

「いくぜ白音ちゃん!」

「はい! お兄ちゃん!」

「「ドラゴン波!!」」

 イッセーからは膨大な量の魔力が、白音からは気が放たれ空中で混ざり合い

「ぐぁぁぁぁぁあああ!!」

 身動きの取れなかったライザーに直撃、大爆発を起こしたわ。でも……アナウンス流れないしまだ仕留めきれてないようね。

 私は爆発で起きた煙に向けて突っ込む。すると煙の中から吹き飛んだ左半身を回復させようとしてるライザーが出てきたわ。どうやら身を捻って直撃は裂けたようね。ライザーは突っ込んでくる私に気付いたようだけど、もうまともに動けないのか回避しない。私はそのままライザーの腹に右手の氷輪丸を突き刺し一気に下降、屋上にライザーを叩きつけた。

 私は氷輪丸をライザーに突き刺したまま手を離し後ろに下がる。すると屋上にいたイッセーと白音、さらに上空にいた黒姉が降りてきて寄って来た。

「……今度こそやったのか?」

「さぁて、どうかな? さすがにそろそろ限界だとは思うけど」

 そして次第に煙が晴れ、そこには……

「ぐっ……が、あ……」

 そこには立ち上がり腹に突き刺さっている氷輪丸を掴んで引き抜こうと苦し
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