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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter17
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あたまのなかで結論に繋がった。

「その通りだよ、世界中にバレるとね、危ないからね…だからこの巡ヶ丘全域に結界を張って後は毒性の成分により全員死亡という…そういうシナリオさ」

「目的はなんだ…なんのために!」

「目的といっても個人的と集団的に二つあるが…集団的にはこのウイルスを兵器としての実用化の研究さ」

兵器としての実用化、坦々と笑みを浮かべながらいうウェルの言葉をきいて俺達は絶句した。

「管理局は万年人員不足なのは知っているね」

「当たり前だ」

いた人にとっては常識とも取れる話だしそれで9才だった俺も入っていたわけだし

「そして、改善すべく出されたのがウイルス兵器による鎮圧というわけだよ」

「っ!!」

そんなことをすればどうなるかなどわかっているはずだ。

「君達が生まれる前に男土の夜のことを知った管理局はランダルコーポレーションに技術提供をする引き換えに共同で研究することになった…といっても未だに完成品はできてはいないのだがね」

ウェルの言葉から察するにこの巡ヶ丘に使ったウイルスは試作品だったというわけか…

「それで、僕の個人的な目的はね…ふむ…良いことを思い付いた」

そういってウェルは何やら操作するとそして言いはなった。

「どうも!今晩は!!僕はドクターウェルゥ!!この放送は生存者たち全員に聞こえているはずだよ〜外が見える人は外を見るんだ!」

「さあ今宵、なんとあと放送を見ながらも僕らに楯突く人が二人も現れたぞ〜といっても、一人は元々此方側の人間だった人だけどね」

「あの人何をいってるんですか!?」

いきなりのウェルの演説にとなりにいる圭は何をしているかわからない様子だ。

「多分、俺達を見せ物にしてる…今頃外の生存者は見てるんじゃないか?」

となると音姉たちもみてるんだろうな

「まあ片方だけ紹介しておこう、今映っているものこそが元僕ら側、今は完全な敵側となった期待の四大エースの一人、その名についた二つ名は禍々しい名前だが暗黒騎士!月宮雄也だ!」

盛大に俺のことを紹介しやがった…何が目的だ?

「こんな前座はどうでもいい!さっさと本題に入ったらどうだ!」

「そうだね、今回、この放送を流した理由は簡単に言うと僕の研究成果と戦ってもらうためさ…所為の公開処刑だね」

「ようは、逆らえなくするためか」

そういっていると何処かが動いていることに気がつく。

「雄也先輩…ここ動いてます!」

「わかってる!どうやらウェルが動かしてるみたいだな」

そういっていると俺達から離れた大きめの自動ドアが開かれ中からは出てきたのは

「何…あれ」

「おいおい、何でこんなもんが地球にいるんだよ」


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