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ウイングマン バルーンプラス編
5 休息
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う思いは共通だった。
しかし、このままではいけない。
もしかしたら次の敵との戦いで、また今日の二の舞になってしまうかもしれないのだ。
「健坊には知られないように、ドリムノー?を書き加えるしかないわね」
アオイは立ち上がって宣言した。拳をギュっと握りしめていた。



「でも、どうやって?」
そこが問題だ。桃子は単純な疑問を口にした。
ドリムノー?は基本的に健太が肌身離さず持っているのだ。
それはアオイが一番よく知っていた。
ということは……
「何か策があるんですね?」
美紅はアオイに聞いた。
「まあ、私が貸してって言えば貸してはくれると思うけど……」
その言葉に美紅と桃子は一瞬固まった。
確かにそうかもしれないが、それでいいのだろうか?
アオイは空を仰いだ。
「でも、何をどう描くかってことが一番の問題よねえ」
その発言の意図は美紅も桃子もわからなかった。
「どういうことですか?」
アオイは少しはにかんだ笑いを見せた。
「いや、別に案があるわけじゃないけど、そのガードシステムをどんなものにするかも考えないとダメでしょ」
その通りだ。
健太にばれずにドリムノートに書き込む作戦を考えたところで、描く内容が決まっていなければ、当然だが描くことはできないのだ。
ということで、3人それぞれでガ―ディングシステムを考えることにした。

とにかく人前で全裸を晒されることを避ける。
これはマストだ。しかし、それさえ適えていれば、このアイテムは用をなしている。
つまり、全裸になった時に大事な部分を隠してくれるアイテムだ。
最初は各自でそんなアイテムをデザインしてみることにした。
桃子は机に向かいながら、アオイはベッドに寝転びながら、美紅はそのベッドを机にしてデザインを考えた。

しばらくして、3人はそれぞれにデザインを完成させた。
桃子とアオイは満足げな表情を浮かべたが、美紅は自信がなかった。
美紅は美術が苦手だったのだ。
「せーので見せっこね!」
アオイの美紅の気も知らないでマイペースに提案をした。
「え〜っ!?」
その提案に美紅は困った表情を見せた。
美紅としてはデザインを描くには描いてはたが、2人に見せるつもりはなかった。
誰かいいデザインをしてくれた人のアイデアに乗っかろうと思っていたのだ。
「見〜せ〜て!」
慌ててスケッチブックを隠そうとしたが、アオイがすかさず奪いとった。
無理やり取り上げたデザインを桃子と一緒に見たアオイは美紅のデザインに驚いた。
というより意表を突かれた、ちょっと笑いそうになっていた。
正直言えば、美紅の絵は稚拙だった。
勉強の成績は良かったし見かけや性格によらず運動神経も抜群だった美紅をアオイは何でも優秀にできると思っていたのだった。
桃子は美紅が
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