第2話 NEWレジスタンスベース
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よシエルさん!あくまで…シエルさんの研究が完成するまでの時間稼ぎですよね。」
柔和な笑みを引き締めて真剣な表情を浮かべると、エルピスは口を開く。
「しかし…まだエックスが復活していない、今…今がチャンスなんです。自信があります…今回の私の作戦だけは…是非、やらせて下さい」
その作戦はネオ・アルカディアへの直接攻撃。
出来ることなら止めて欲しいと言いたい。
しかし、自分達を纏め上げ、レジスタンスを強化してくれたエルピスに対してあまり強くは言えなかった。
「……………分かったわ…だけど本当に…無理だけは…しないでね」
「はい、分かりま…」
「た、大変です!!」
司令室にレジスタンス兵が慌てた様子で入ってきた。
ただ事ではない様子に何事だと目を見開くシエル達に構わずレジスタンス兵が口を開く。
「外で、ゼっ、ゼロさんが…ゼロさんが来ていますーーーー!!」
「えっ…ゼロがっ!?」
一年間、別行動をしていたゼロがこの基地に来たことにシエルは目を見開いた。
「はい!後、ゼロさんの知り合いらしき人もいます!!さっ、こっちです。」
それを聞いたシエルと、かつてゼロと作戦を共にしたレジスタンス兵達が外に向かうのだった。
「…………ゼロ…さん、か…」
エルピスは外に向かっていくレジスタンス兵とシエルを見送りながら小さく呟いた。
「ゼロ!!」
レジスタンス兵達と共に外に出たシエルは酷く傷付いているゼロに駆け寄ってゼロの状態を見ると、思っていたよりも酷い損傷に胸が痛む。
「大丈夫、ゼロは気絶してるだけだよ。」
「あ、あなたは…?」
ゼロに似た容姿のレプリロイドに、シエルは目を見開く。
「私はルイン。イレギュラーハンター時代のゼロの後輩。安心して、君達の敵じゃないよ」
安心させるように笑みを浮かべると、ルインはゼロを支える。
「メンテナンスルームはあるかな?ゼロのメンテナンスをしないと…見ての通り酷いダメージを受けてるから…」
「え、ええ…」
そして急遽メンテナンスルームに運び込まれたゼロはメンテナンスベッドに横にされ、ゼロのメンテナンスを終えたセルヴォはゼロの武器を修理していた。
心配そうに看病をするシエルだが、ゼロが僅かに身じろぎしたのを見て立ち上がる。
「ゼロ…!!」
即座にセルヴォはメンテナンスベッドを解放し、起き上がれるようにすると、ゼロはゆっくりと体を起き上がらせた。
「生きていたのね…ゼロ!!」
「おお、ゼロ。目を覚ましたか!!全く、こんなにボロボロになりおって…よく…生きて…帰ってきたな」
一年間もネオ・アルカディアに追われていたゼロをシエルとセルヴォはずっと案じていたが、基
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