第1話 賢将との邂逅
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形状が違う。改良型か?」
話している間にゴーレムがこちらにレーザーを放ってくる。
ゼロは以前戦ったゴーレムはセイバーに弱かったためにセイバーによる直接攻撃を仕掛けたが、確かにゴーレムの装甲は削れたものの、倒せてはいない。
「ゼロ!!」
後方からルインがショットを連射し、ゴーレムに喰らわせてダメージを与えていく。
一年前にゼロが戦ったゴーレムはセイバーなどの武器に極端に弱かったが、どうやら弱点を克服したようだ。
しかしバスターでも改良前のゴーレムと比べてダメージを負っているところを見ると、バスターに対しての防御力は著しく低下しているようだ。
ならばわざわざ近付いてやることもなく、二人はゴーレムの攻撃を回避しながらタイミングを見てチャージショットとセミチャージショットを当てていき、数発当てるとゴーレムは崩壊して爆散した。
「先に進むぞ」
「うん、ゼロ。無茶しちゃ駄目だよ」
二人は再び荒野を駆ける。
鳥型メカニロイドやパンテオンの攻撃をかわしながら突き進んでいるとまたゴーレムが出て来たが、先程のゴーレムの同型のために、攻撃をかわし、ショットを連射した。
通常ショットとは言え、二人分の攻撃には流石のゴーレムも耐えきれずにボディは崩壊し、後に先程のゴーレムと同じように爆散した。
「はあ…はあ…ここまで来れば…大丈夫かな?」
「…いや、まだだ」
背後から地響きと共に現れたメガ・スコルピアは強固な装甲が厄介な相手であり、ゼロも苦しめられた敵だ。
「ゼロ、私がセイバーで戦うからゼロはバスターで援護を頼めるかな」
ボロボロのゼロに無理をさせるわけにはいかないために、ルインはセイバーを構えてメガ・スコルピアに突撃した。
ゼロはショットを連射し、メガ・スコルピアの動きを鈍らせていくとルインは頭部の刃に注意しながらメガ・スコルピアの頭部に三連撃を叩き込む。
「よし、このまま行けば倒せる!!」
徐々に亀裂が入っていくメガ・スコルピアの頭部からは火花がでており、動きも鈍くなって来ているためにルインは勝利を確信した。
「そこだ!!」
ゼロがセミチャージショットをメガ・スコルピアの前脚に向けて放ち、バランスを崩したメガ・スコルピアにルインが予めチャージしていたセイバーを叩き込んだ。
まともにチャージセイバーを受けて頭部が吹き飛んだメガ・スコルピアは徐々に小規模な爆発を起こして最後には爆散した。
「何とか片付いたね…」
「ああ…だが、流石に…限界だな…」
度重なる戦闘によってとうとう限界が来たのか、ゼロは意識を失って倒れてしまった。
「ゼロ!?」
倒れたゼロに駆け寄って体を揺すりながら声をかけるが、ゼロは身動き一つしない。
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