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とある3人のデート・ア・ライブ
第八章 反転
第10話 影の手引き
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ここはどこか教えろ」

美九「えぇっと、ここはDEMインダストリー社……じゃないんですかぁ?」

十香「聞いたことがないな……どうして私はここにいる?」

美九「それは、貴方が攫われたからですよー」

十香「攫われただと?誰にだ?」

美九「えーっと………そこの方じゃ……」

と言いながら美九は疑問に思いながらもエレンの方を向く。

対してエレンは十香の姿を見ながらもどこか平然としていて自然体だった。

アイク「さあエレン、君の出番だ。〈プリンセス〉を拘束しろ。我らの目的を果たすために」

エレン「えぇ、分かっています」

言いながら剣を抜き、戦闘態勢に入る。

瞬間、エレンが凄まじいスピードで十香を斬りつけるようとするが、十香はいとも簡単に受け止めてみせた。

十香「……人間どもが。まとめて消えろ」

すると、十香がエレンを上回る力で剣を振り払い、エレンを吹き飛ばした。

エレンは直ぐに態勢を戻し、吹き飛ばされ地面を滑りながらも無傷で立て直す。

その時、呆然としている士道に美九が話しかけてきた。

美九「ちょっとー!あれ本当に十香さんなんですかー?」

士道「……あぁ、十香だ。十香のはずなんだけど……」

美九「ちょっと!はっきりしてくださいよー!っていうか、貴方どうして平気なんですかぁ?」

士道「ま、まぁ……それは特異体質で……」

と、美九の問いに答えたのはそこにはいない彼女からだった。

琴里『士道、よーく聞きなさい!あれは十香が反転した姿よ!詳しいことは全てが終わってから説明するわ。とにかく今は十香をこっちに戻すことだけ考えなさい!』

士道「反転!?こっちに戻す!?どういうことだよ!」

琴里『説明はあとよ!って言ってもやることは変わらないけどね』

士道「……いつものアレをするのか」

琴里『そうよ。当麻くんにもってこの事はさっき伝えたから、二人でどうにかしなさい!』

言いながら十香の方を向く。そこではエレンと十香が凄まじいスピードで戦っていた。以前の十香なら一撃で倒されていただろう。

士道「……けど、どうやったら十香にキス出来るんだ?」

エレンが斬りつけて十香が受け止める。怯んだところを十香が反撃する。その攻防の繰り返しにはキスどころか間に入る隙もない。

しかし、一瞬の攻防の中にエレンが押され、態勢を崩す。

エレン「くっ……!?」

十香「愚かな人間ども。消えろ」

と、呟くと同時に十香の鏖殺剣(サンダルフォン)が黒く輝きだした。

十香はそのまま地を蹴って空へと飛び出す。

エレン「なるほど、これならAAAランクというのも頷けます」

アイク「でも君の敵じゃないだろう?」

エレン「は
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