ロックマンゼロ2
プロローグ
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分に似た容姿のレプリロイドであった。
「ル…イン…」
思わず自分が口走った単語にゼロは思わず、疑問を感じた。
自分はこのレプリロイドを知っている?
何故かこのレプリロイドを見ると不思議な感じがする。
まるで無くしてしまった宝物が見つかったような…。
レプリロイドが入ったカプセルにはこの研究所の主であろう人物の名前が刻まれていた。
ジェームズ・ケイン
「ケイン……。俺はこの名前を知っている…」
ゼロは無心で端末を操作した。
何故かは知らないが、これの扱い方が分かるのだ。
まるで使ったことがあるように手が動いてカプセルが開き、少女の目が開いた。
徐々に虚ろだった目に光が宿り、ゼロの方を見遣った。
「ゼ…ロ…?」
「ルイン……」
思わず口から出た単語だが、それを聞いた少女は微かに笑みを浮かべた。
「ゼロ……ここは、ケイン博士の研究所…だよね…?エックスはどこ?ゼロはどうしてボロボロなの?シグマは…?」
「お前は…誰だ…?何故、俺の名前を…いや、それよりも…何故俺はお前のことを知っている…?」
「私…エックスとゼロの後輩のルインだよ?…もしかして私のこと忘れちゃったの…?」
悲しげにゼロを見つめるルインにゼロは珍しく口ごもる。
「何なの…?この研究所の変わりよう…シグマとの戦いからどれくらい過ぎたの…?ねえ、ゼロ…」
ゼロは自身が知る情報を出来る限り教えることにした。
とは言っても、自身の記憶は殆どないに等しいので、細かいところはシエル達から聞くしかない。
「に、二百年…?そんなに過ぎてたの…?」
あまりの長すぎる年月の経過にルインは言葉を失う。
VAVAとの戦いで機能停止して、目が覚めたら二百年も過ぎていたとは誰が想像出来るだろうか?
「じゃあ、ケイン博士も…私の知る人達はみんな…エックスは…エックスはどこにいるの…?」
「さあな…ネオ・アルカディアにいたのはエックスのコピーだ。本物のエックスがどこにいるかまでは分からん」
「そっか…でも、良かった。例え記憶喪失でもゼロだけでも生きていてくれて…私だけだったらどうなってたか…」
「そうか…」
「それにしても…ボロボロだね、ゼロ。修理してあげようか?」
「…今は時間がない。早くここを…いや、もう遅いか……」
「え?」
複数の足音が聞こえ、無意識にルインは手元にあった自身の武器をセイバーに変形させるのと同時に構えた。
二百年間のブランクがあるが、そこらのイレギュラーならどうとでも出来る自信がある。
そして研究室に複数のパンテオンが雪崩込んでくる。
「え?エックス!?」
一瞬、初めてパンテオンを見たルイ
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