ロックマンゼロ2
プロローグ
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て斬っても撃ってもどんどんパンテオン達が姿を現し、ゼロにバスターを向けて攻撃してくる。
ゼロは殲滅を諦めてセイバーとバスターショットを収めるとパンテオン達から逃れるため、逃走をする。
こういう時に防御手段のシールドブーメランを失ってしまったのは痛い。
敵から放たれた攻撃を受けてきた結果、一年前のゼロとは比較にならない程に機動力が落ちていたが、それでもパンテオンから逃れるくらいのスピードはあった。
しかし、敵であるネオ・アルカディアも簡単に逃がすようなことはしない。
突如地面が盛り上がり、サソリを思わせる大型メカニロイド、メガ・スコルピアと呼ばれるネオ・アルカディア最新鋭の戦闘用メカニロイドが姿を現した。
メカニロイドはレプリロイドと違い、思考力がないただの機械と呼べる代物であり、蜘蛛型のメカニロイドは奇声を上げると自身の爪でゼロを貫こうとする。
しかしゼロは次々とそれを避けていき、反撃としてセイバーを振るうが、僅かなところで届かない。
「くっ、セイバーが届かない…!!」
セイバーは近接戦用の武器であり、どうしても間合いを詰めなければならないので、セイバーによる攻撃は諦めてバスターを構えて連射するが、メガ・スコルピアの装甲には歯が立たない。
「…バスターも効かないか…」
せめて完全なエネルギーチャージさえ出来れば話は別なのだが、この状況で修理など出来るはずもなく、ゼロが危険を覚悟でセイバーを構えた時であった。
メガ・スコルピアが鋏のような物を射出し、初見である上にゼロはダメージにより反応が遅れ、まともにそれを喰らってしまった。
吹き飛ばされ、地面に叩きつけられてしまうが、それがゼロの運命を大きく変える。
時間の流れのせいかアスファルトが酷く脆くなっていたのか、地面が罅割れてゼロは地下へ落下していく。
「っ…ここは…」
地下の地面に叩き付けられた落下の痛みに顔を顰めながらもゼロはゆっくりと立ち上がる。
万全の状態なら着地出来たのだが、ダメージの蓄積によって体が思うように動かない。
どうやら助かったようだと判断したゼロは重たい体を引きずりながらも少しずつ前進して目の前の扉を潜る。
「ここは…地下研究所…か…?」
そう、扉を潜った先には沢山の機材があったのだ。
ゼロから見ても何かの研究室なのだと分かり、中央に置かれている沢山の機材に繋がれた一つのカプセルがあった。
長年放置されていたためか埃を被っているが、そのカプセルに引き寄せられるかのように近付いて埃を払うと、そこには一体のレプリロイドが眠っていた。
「っ…」
そのレプリロイドを見た瞬間、ゼロは思わず息を飲んだ。
腰にまで伸びた金髪と朱色のアーマーが特徴の、どこか自
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