暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico49-A大力は禍の元
[7/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
誰かが喋った、としか考えられへん。じゃあ一体誰が・・・。
「あなたの態度を見ていれば自ずと至る解です」
サラッと言われた。わたしは「そ、そんなに判りやすいですか・・・?」って訊いてみると、「よほど鈍感でなければまず。恋をしたことがある者なら確実に」リアンシェルト総部長はそう言うと寂しげに笑うた。
「リアンシェルト総部長は・・・どっちですか・・・?」
「・・・後者です。現在進行形で恋をしてます。・・・秘密、ですよ?」
失礼かもしれへんけど気になってしもうたからそう訊ねてみたらそんな返答が。人差し指を自分の唇に当ててそう言うたリアンシェルト総部長の表情は変わらず寂しげで、そやけど笑顔ってゆう不思議なものやった。
・―・―・終わりや〜・―・―・
リアンシェルト総部長から貰ったこのチケットのおかげで、わたしはルシル君をデートに誘うことが出来たから、感謝してもしきれへん。
とんでもなく広い駐車場に停車したバスを降りて、入場ゲートの方へと歩く。同じバスに乗ってた乗客のほとんどもここが目的だったみたいや。それに観光バス程の大きさな車両が続々とガラガラな駐車場に入ってくる。そう言えばチケットにはナンバリングがあって、確かわたしのチケットには488番って記されてたはず。チケット1枚で2人やから、最低でも1000人近くがここに集まる計算や。
「入場ゲートにはすでに列が出来始めているな。行こう、はやて」
「うんっ!」
さっきみたくわたしの手を取って歩きだすルシル君に続いてわたしも歩を進める。列に並んでる人やわたしらみたく今から並ぼうとしてる人の大半はカップルで、他の人から見たらわたしとルシル君はどない名風に見えるんやろうか、ってちょう気になってみたり。
『本日は当アミューズメントパーク・ファンタジアパークの先行開園にお越しいただきありがとうございます。これより開園いたしますので、入場ゲートにて係員にチケットをお渡しください。そしてフリーパスの機能を有したリストバンドを手首に付けてもらってください。それでは閉園時刻の22時までどうぞお楽しみください』
それからしばらくすると入場ゲート上に横に長いモニターが展開されて、メッセージと音声が流れた。前に並んでる人たちがわっと動きだして、続々と入場ゲートの改札を通り過ぎてく。
「いらっしゃいませ、お客様。チケットをお願いします」
「あ、はい」
係の女の人にチケットを渡すと、「ありがとうございます。それではどちらかの手をお出しください」わたしは右手首に、そんでルシル君は左手首にプラスチック製らしきリストバンドを巻いてもらって、「ではお楽しみくださいませ!」ここの地図も一緒に貰った。
「まずは・・・ジェットコースターからやろ!」
「初っ端から
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ