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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico49-A大力は禍の元
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〜」とホッとして、リインは「良かったですね、はやてちゃん♪」と笑顔を振りまいた。さて。シャルの方はと言うと・・・

「うん。楽しんで来ると良いよ、はやて。ルシル、しっかりエスコートしなきゃダメだよ?」

サラリとOKを出した。アリサが「驚いたわね」とシャルを見れば、「反対はしなくても渋るくらいはすると思ったけど・・・」フェイトもそう言って、シャルの素直さに不思議がっていた。

「ふっふ〜ん。ここで渋るなんてナンセンスだよ。去年、わたしもルシルとデートしたけど、そん時に色々と邪魔が入ったんだよね。だから邪魔された時の気持ちは誰よりも深く知ってる。そういうわけで、わたしは笑顔ではやてを送り出すつもり♪」

そう力説してピースサインをしたシャルに、なのは達が「おお!」拍手を贈った。

・―・―・終わりだ・―・―・

アイリまでもが俺とデートしたい(一緒に寝るだけじゃ不満なようだ)と言い出したため、「判った、判った。いつか行こうな」そう言って頭を撫でてやると、「やった! 約束だよ♪」アイリは小指を立てた。指切りだ。だから俺も小指を立て、アイリの小指と絡ませた。

「指切りげんまん、嘘吐いたら凍らせてく〜だく♪ 指切った!」

アイリのアレンジがされた歌に俺たちは苦笑した。

「じゃ、そろそろ行こうか、はやて」

「うんっ!」

トランスポーターに入り、システムを起動。そして転送が始まり、「行ってきます!」シグナム達に手を振ると、「いってらっしゃい!」手を振り返してくれた。転送の光で視界が白に染まり、治まった時にはすでにそこは本局・技術部区画の最奥、第零技術部。通称スカラボのトランスポーター室。

「ドクターもシスターズも居らへんな・・・」

「この時間に使用することは断っていたんだが・・・」

トランスポーター室には誰も居なかった。私用で使わせてくれたことに対して礼の1つくらいはしたかったんだが。そう思っていたところに「あれ? はやてとルシルだ。もうそんな時間だっけ?」奥の頑丈そうなスライドドアが1人の少女がやって来た。セイン・スカリエッティだ。

「こんにちは、セイン。ドクター達は居る?」

「ん、こんちは、はやて、ルシル。居ることは居るけど、ドクターやウーノ姉はちょっと忙しいから応対は出来ないんだよ。ドゥーエ姉たちも空けてるし」

聴けばドゥーエは情報部の新人研修への教育隊の1人として参加し、トーレは戦技教導官の資格を持っているため武装隊の演習に行っており、クアットロもまた教育隊として空け、チンクはお遣い(想像したらなんか微笑ましくなった)で居ないとのこと。そしてドクターとウーノは・・・

「なんか通信相手といろいろと言い争っててさ。ドクターのマジギレっぷりが恐くてあたしだけ逃げて来たわけ。
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