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逆襲のアムロ
24話 ティターンズの新鋭 UC0086.1.5
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、大丈夫だろう。基地まで持つと思う」

「そうか・・・。迂闊だった」

ジェリドは不覚を取ったことに悔やんでいた。するとエマがそんなジェリドを慰めた。

「まあ、戦果としてはこちらは撃墜された機体がないんだから上々よ。ジェリド隊長さん」

「茶化すな!オレは完璧に任務を遂行せねばならないんだ」

いつも通りの強気のジェリドが戻ってきたとカクリコンは安堵し、ジェリドに基地に帰投しようと改めて声を掛けて、その場を引き揚げていった。

一方の交代したジムVはダグラス部隊の前線部隊に合流を果たしていた。
その部隊は1隻の新造巡洋艦クラップ級のラー・アイム。大気圏突入機能を備えたミノフスキークラフト飛行可能な戦艦であった。

ラー・アイムが地表に着陸しており、そのデッキよりジムが帰投した。ジムの中から降りてきたパイロットをメカニックのモーラが労った。

「よく無事で帰ってきたなキース」

最愛の人であるモーラをキースが頬に軽くキスをした。

「あったりまえだろう。お前を残して逝きやしないって」

「よく言うよ!」

モーラはキースの背中をバシッと叩くと、キースは思いっきり咽ていた。
そんな光景を格納庫へやって来たコウとルセットが微笑みながらやって来た。

「キース、大丈夫だったか?」

「斥候がやられたと聞いたから、貴方のことだと思って心配したわよ」

咽返っていたキースは息を整えて、前かがみで軽く手を挙げて答えた。

「・・うう・・大丈夫・・・。生憎、他の部隊の話だったから・・・」

「そうか」

コウは顎に手をやり、キースの様子を見ていた。ルセットは不満げな顔をしながら、タブレット端末を片手にキースに伝えた。

「キース中尉。アナハイムはジムVでなく、こちらのゼータシリーズでテストして欲しかったのですよ」

キースはその話を聞いて、軽く首を振った。

「・・・ガンダムは、連邦の象徴だ。おいそれとオレの様な脇役が乗るようなものじゃないよ・・・」

キースの謙遜にコウ、ルセット、モーラと呆れていた。

「キース・・・。アンタちょっとは自覚してもいいんじゃない?この戦争で3年も戦い抜いて、撃墜スコアも稼いで、生き残ってきたんだよ。アンタも立派な主役だよ」

モーラが腕を組みながら、キースに説教をした。コウは格納庫にあるゼータシリーズをふと眺めていた。

アナハイムとカラバの技術、そして神童カミーユ・ビダンとその両親の傑作機であるフル・サイコフレーム機体のZ(ゼータ)ガンダム。そこからの量産派生であるゼータシリーズのZプラスがこの艦内に3機格納されていた。

カラバのハヤト・コバヤシの構想であり、「ガンダムが如何なる危機をも覆す象徴となる」と宣伝故に、アナハイムと掛
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