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逆襲のアムロ
24話 ティターンズの新鋭 UC0086.1.5
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もろとも、ジムの腕を?ぎ取った。

「なんと!」

テネスは衝撃で後方に倒れ込んだ。その眼前にダグラスのジムがクローの餌食になろうとしていた。

「大将!」

テネスが叫んだとき、ジェリドのクローによるダグラスへの右ストレートに間より、ビームサーベルが振り下ろされ、ジェリドのバウンド・ドックの腕を切断した。

「なんだと・・・」

ジェリドは自身のサイコ・フィールドを無視して攻撃できた敵に驚いていた。ジェリドは咄嗟に後方に飛んでいた。その邪魔した機体をジェリドは目の前で見ていた。

「ガンダムだと・・・」

ジェリドがそう呟いた。後方より援護でカクリコンとエマがジェリドに接近していた。

「ジェリド!」

「ジェリド、大丈夫なの!」

その2人にジェリドは警告した。

「来るな!2人共下がれ!」

その願いは無情にも届かず、そのガンダムのビームライフルにより、カクリコンとエマのバーサムは足と腕を撃ち抜かれていた。エマとカクリコンのバーザムはその場に倒れ込んだ。

「この・・・よくも!」

ジェリドはそのガンダムに向かってメガ拡粒子砲を放った。しかしガンダムに触れることなく、その粒子砲は四散した。

「バカな!・・・消えるだと!」

サイコ・フィールドの斥力でビームを弾くことは知っていたが、ビーム兵器の粒子の四散など聞いたことが無かった。

ガンダムに乗っていたカミーユは機体のサイコフレームでサイコ・フィールドを操り、周囲全ての物理的な活動を止め、そのビーム粒子に働きかけて無効化させていた。

カミーユはビームライフルをジェリドに打ち込んだ。ジェリドもサイコ・フィールドを展開したが、関係なくもう片方の腕を撃ち抜かれた。

「・・・オレのフィールドを超えてくるだと・・・」

ジェリドは悪寒を感じ、回避行動を取っていたため直撃は免れたが、代償としてもう片方の腕を失った。

カミーユの操るゼータガンダムはジェリドのバウンド・ドックを上回る攻撃力を有していた。というよりも、カミーユがジェリドを凌駕するニュータイプ能力を発揮していた。

「あのガンダムのパイロットの方が、オレよりも上だということなのか・・・」

ジェリドは悔しさを滲ませ、カクリコンとエマのバーサムに近寄っていた。

「カクリコン、エマ。大丈夫か!」

ジェリドの応答に2人が答えた。

「ああ、大丈夫だ」

「こちらも問題ない」

「そうか。しかし、賭けはオレの負けかな?」

ジェリドは壊滅できず、後退することに殊勝な意見を2人に伝えた。それに2人とも否定した。

「いや、お前の勝ちだ」

「そうね、壊滅って言って良い程の戦果だわ」

ジェリドは2人にお礼を言った。


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