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逆襲のアムロ
24話 ティターンズの新鋭 UC0086.1.5
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ってから何度戸惑ったことか。
すると、再びワイプにシロッコが映し出された。

「見事だジェリド君。君もニュータイプとして今後の戦いに参加できる権利を得られたのだ」

「権利・・・ニュータイプ・・・何でオレが・・・」

シロッコは腕を組み、説明をした。

「ふむ。君はサイコミュを操ったのだ。その結果、メシアを押し返すことができた。これからはサイコミュ同士の戦いになっていくだろう。メシアの持つサイコ・フィールドはI・フィールドとは比較にならない程の斥力を持つ」

「サイコ・フィールド・・・」

「そうだ。サイコ・フィールドが今後君を守ってくれる。その敵と対峙したときもそれを使えば戦える。しかし、それを使えないで戦うことはできない。一方的な戦いになる」

「そんな・・・最早戦闘とは呼べん。一般士官らの出番がない・・・」

「そうだな。まあ、火力によるがな。サイコ・フィールドも束になった砲撃には弱い。容量があるためだ。その容量を解決したのがフロンタルの持つシステムだ」

「無尽蔵のサイコ・フィールドシステム・・・」

「君も気が付いただろう。バウンド・ドックに(いざな)われ、沢山の死の感情を実感したはずだ。それを汲み取れるのはニュータイプである証だ。一般人の感覚としては知らずうちに負の感情を回収されている。それを君は感じ取った。世界が死につつあることを感じた。フロンタルシステムの恐ろしさを」

「・・・成程な・・・」

ジェリドは俯き、自分のやるべきことを考えた。世界は終わりかけている。世界が生き残るためには自分を含めて、色々な苦難に取り組まなければならないと考えた。

「わかりました中将。微力ながら手伝わせていただきます」

この日より、ジェリドはシロッコの配下となった。ジェリドはカクリコンたちをシロッコに説明すると同志のサポートということならば喜んで連れてくるが良いと伝えた。ただし・・・

「ジェリド君。君も含め、君たちも人類の敵に回る覚悟の下付いてくるならば説明するがいい」

「人類に苦難を与えるためですか?」

「そうだ。人類に更なるストレスを与え、想いを集結せねばこの戦は勝てない。既に私は恨まれている。結果、私が礎になることになれるならば、喜んで地球にコロニーを落とし、サイドを壊滅させよう。元々そんな役回りなんだがね」

シロッコは笑っていた。ジェリドは憮然としていた。

「そんな私でも、憂いを覚えている。人の革新を見たい以前に滅んでしまっては元も子もない。7年前よりその直感があった。何か未曽有の危機に迫られているような気がすると。最初は考え過ぎかと思った。しかし、アムロ・レイとの出会いで修正を余儀なくされた」

「あの・・・アムロ・レイと」

「ああ、彼との出会いが私
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