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逆襲のアムロ
24話 ティターンズの新鋭 UC0086.1.5
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次のような理由だった」

シロッコは傍にある愛機ジ・Oに触れて、語った。

「人類は生存の選択に迫られたのだ。新たなる進化の過程で。勿論進化の果て、人類には生き残って欲しい。私が先導者となって人類の危機を警鐘し、様々な苦難を与えてはその箱の開放より乗り越えられる力を与えなければならないと。仮に私の課題に人類が答えられないときはそれは滅ぶ運命となるだろう」

ジェリドは腕を組んでいた。何故自分にそんな話をしたのか疑問だった。
シロッコはジェリドに向かい、バウンド・ドックの搭乗を促した。

「君は私のこの話を聞いたうえで、バウンド・ドックに乗ってもらう。今現在の状況下でその機体を操れるものは世界の危機を感じることができるだろう。それが感じられなければ、お前に用はない。大人しく滅びを待つが良い・・・」

ジェリドはシロッコに勝手に突き放された感が癪に触っていた。ジェリドがバウンド・ドックに乗り込むと一通りのマニュアルを読み流した。

「(・・・バーサムの流れもある。ティターンズ仕様でもある訳だな)」

ジェリドはバウンド・ドックの機体をスードラの外へ操縦して出した。
すると、いつの間にかサイコガンダムと呼ばれた機体も外に出ていた。

ジェリドがその黒い機体に対峙すると、異様なプレッシャーを感じた。

「(なんだ・・・あの悲しみは・・・)」

サイコガンダムに取り巻く悲しいイメージがジェリドを困惑させていた。ワイプモニターにシロッコが映ったことをジェリドは確認した。

「ジェリド君。バウンド・ドックのフィードバックが上手く言っているようだな」

「どういうことですか中将?」

モニター越しのシロッコは少し間を置いて、ジェリドに語り掛けた。

「それはニュータイプ専用機だ。君の表情を見れば分かる。メシアの事を悲しいと思ったのだろう」

「それは・・・」

シロッコに心を読まれたことにジェリドはさらに困惑させた。シロッコは話し続ける。

「メシアの心は慈愛に満ちている。世界に対してな。今の世界はとても悲しい状態だ。彼女なりに世界を憂い、サイコガンダムに乗っている。少しでも私が求める同志を探す為に。君はそれに見合うか確かめさせてもらう。今まで幾多の能力ある士官たちをテストしていた彼女だ。ほとんどが脱落者だった」

シロッコがそう言い切ると通信を終えた。それと同時にサイコガンダムが躍動し、ジェリドに襲い掛かってきた。

「ちぃ!」

サイコガンダムの右ストレートをジェリドは横にひねって躱していた。しかし、メシアは即座にソバットのような動きでバウンド・ドックの頭を狙った。

ジェリドはそれも避けた。さらにメシアの攻撃は続いた。蹴りを躱したバウンド・ドックはしゃがみこんだ態勢になっていた。そ
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