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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第212話 新たな世界
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。重火器を持ってるプレイヤーがいれば、一掃は出来そうだが……」
「えっ、ええっ、えええっ……?」
「そうよね。立てこもりリッチーや、ベヒモスみたいな 装備。STR一極、までとは行かずとも、それなりに、優先して上げて、大型の銃火器持ってる人がいないと……」
2人の会話が続くに連れて、どんどんと表情が青くなってしまうレイナ。
「あ、あぅ、あぅぅ……」
遂には、涙目になりそうだったから、この辺りでやめた。
「ふふ。じょーだんよ。大丈夫だって」
「ふぇ……?」
「例え、弾切れになっても 無茶苦茶戦えるでしょ? リュウキは。それに、レイナだって、接近戦だったら、明らかに私より強いでしょうし。大丈夫でしょ」
そこまで言い切った所で、レイナは 狙ってからかわれていると言う事に気づいた。
リュウキだけだったら、直ぐに判っただろうけれど、今はシノンも一緒になっていっていた。この世界の戦歴が一番長いシノンが言っていた言葉だったから、リュウキの説得力と相余って、威力向上して しまっていたのだ。
「も、もーーーっ!! ふ、2人ともひどいよっ!!」
「あははは。ごめんってば。レイナの事見てると、つい、ね?」
「ついでもなんでも、ひどいよっ! うわぁぁんっ! シノンさんも、りゅーきくんのいぢわるが、伝染ったーーっ」
レイナが両拳をシノンに、ぽかぽか、と擬音が聞こえてくるのではないか? と思える様に振るっていた。それを見て 少し微笑むとリュウキも近づく。
「はは。ごめんごめん、レイナ。でも まぁ……オレとしては、伝染す様な 事はしてないんだが……な?」
「ま、確かに」
リュウキは、シノンの前では どSな部分は見せていない。でも 息はピッタリだった。
「ぅぅ……」
その部分は、ちゃっかりと妬いているレイナだった。
「ごめんってば。レイナ。ちょっと緊張をほぐしてあげよう、って思ってさ?」
「……ぅ〜、そんなの、うそだよー…… だってシノンさんも、なんだか楽しんでるように見えたもんっ……」
「まぁ、否定はしないけど」
「う〜〜、リズさんみたいな事、言うー……」
「あ、確かにリズなら 有りそう……」
「有りそう、じゃないもんっ! 有るのーーっ! だからって、シノンさんも駄目だよーっ!」
「あはは。大丈夫。レイナの事 しっかりとフォローしてあげるから」
まだまだ、楽しそうに言いあっているレイナとシノンだった。
そして、大型アップデートは、PM 0:00から。
時間が経つのは本当に早かった。
首都グロッケンの灰色の空に、ファンファーレの様な音楽、BGMが流れた。
そして、最初こそは まだ陽気なBGMだったのだが 段々とおどろ
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