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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第212話 新たな世界
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は殆どが新たな武器の出現や新たなエリア。そして、
対人戦
(
PvP
)
が主とされるVRMMOだが、
対MoB
(
PvE
)
の面で大きな話題となるのが強力なクリーチャーの出現だ。
そして、今回は
大型
(
・・
)
アップデートである。それに相応しい程の容量の多さ。内容は、上記に記した殆どが含まれるモノなのだ。
そう、
新たな世界
(
New World
)
の出現だ。
「《GGO 〜Dawn of the Dead〜》。このタイトルから、今回のアプデからのイベント。……大体どう言う類のモノか、判りそうなんだが……。 今回は レイナはその内容と言うか、パッケを見た時 大分表情が強ばってたのに、断らなかったから、逆に心配になったんだが……」
リュウキは、そう思っていたのだ。
因みに、リュウキがちょっとした《S》だと言うのは、最早説明をするまでもないだろう。それは、レイナだけでなく、キリトの妹のリーファにも ちゃっかり及んでいるから、限定仕様、と言う訳でも無さそうだ。
だが、それは 本当に強制したり、と言った類の事は決してしない。軽い悪戯程度で終わらすのが彼である。勿論、その
軽い
(
・・
)
が、相手にとって最悪な事にもなり得る。その辺も勿論弁えている。
だから、レイナが 可愛い反応をみたら〜 と少なからず思っていたのだけど、まさかの反応、完全な予想外なのである。
「だだ、だいじょーぶだよー! だ、だって、シノンさんだって、いるんだし……、そ、それに リューキくんも、まもって、くれるでしょ?? シノンさんだけじゃなく、わ、わたしの事も……っ」
説得力の無い『大丈夫』なのだが、この感じはリュウキはよく知っている。可愛らしい、とずっと思ってきたモノ、つまり、レイナが怖がってる時のモノだ。今までは 《怖いモノ系》から 必死に逃げようとして、この表情だったから、今回はちょっと、過程は違うけれど。
「まぁ…… 別に。 あー、でも……、それはどうだろう」
「……え?」
シノンからのまさかの反応に、レイナは背筋をぴん、と伸ばしていた。これでもか! と言えるレベルまで。
「ほら、四方八方から 襲われる事だってあるし。想像通りのステージ、世界観だったら、敵が少ない、って言うのは有り得なさそうでしょ? 元々から生息してるGGO内Mobも結構馬鹿に出来ないレベルだし。 まぁ プレイヤーには流石に劣る部分は当然あるけど、AIは優秀だから。その レイナが嫌いな所謂 《そっち系》のモンスター達が四方八方から、現れたら……
単発
(
ボルトアクション
)
のへカートで 守りきれるかどうか……」
「えっ、ええっ……?」
「ん。そうだな……。一応、オレの武器も2つともが拳銃だ。マグナムは威力が高いが弾丸に限りはある。リボルバーの方も同様だ
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