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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第212話 新たな世界
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行ったり、ご飯を食べに行ったり、と言う事が多いのだ。基本的に、皆一緒に とも思っていて、予定が合わなくて2人で、が重なるに連れて、更に仲が良くなったのだ。
本当に明るいレイナに、救われたのはシノンも同じであり、レイナ自身も 同情などという事はなく、ただ友達として 接していた。
――……同じ人を好きになった。
そう言う、ちょっぴり複雑だけど、その縁もきっとあっただろう。シノンがリュウキに対して、好意を持っているのは、当然ながら判る。判らないのは1人だけだ。……キリトでも判っているから、たった1人だけです。
そんな2人の心の機微に判る筈も無い、たった1人だけ、と言う人物は 《リュウキ君》です。
リュウキは、ただ レイナと話をした時に、《シノンと友達になって欲しい》と心から思っていたから、だからこそ、ただただ嬉しいだけだった。
――他の誰かが、ずっと傍に居てくれたから、支えてくれたから自分がいる。
それは あの世界で、
剣の世界
(
SAO
)
で培ってきた物であり、心から学んだ物だったから。
「……ん、エステルと言うコもそうだが、その他の皆も残念だったな」
「う〜ん。そうだねー。リズさんやシリカちゃんは、家の用事だし。クラインさんは お仕事。お姉ちゃんとキリトくんは 学校の課題関係で残って頑張ってるし。リーファちゃんは部活だし……。うん、また今度誘えば良い、って思うよ。ALOなら兎も角、別のVRMMOのGGO世界のイベントまでは 確認してなかった、って事はあると思うしね……」
「こっちでキャラも作ってないし、無理は言えないわよ。(……2人でも、その……来てくれただけでも、嬉しかった……し)」
「あはは。私は 折角シノンさんとも友達になれたから、シノンさんの世界も見てみたい、って想ったからねっ!」
リュウキの言葉を訊いて、他の皆の事を伝えるレイナ。そして、それに感謝をするシノン。……所々ではあるが、レイナは 何処か様子が上の空と言うか、空元気の様な感じがするのは、リュウキにも勿論判った。男女関係の感情の機微は、よく判ってなくても、それとは別のレイナのその表情はよく判るのだ
「……だけど、レイナ、本当に大丈夫なのか?」
「えっ? な、何が??」
「今回のGGOでのイベントだよ。……今の今まで、
こう言う系
(
・・・・・
)
には参加しなかっただろう? ユイの時だってそうだったし。自分から、って言うのが凄く気になった」
「ぅ………」
レイナは、その言葉を訊いて、一気に表情を引きつらせるのだった。
《GGO 大型アップデート》
これまでも、幾つかのアップデートは勿論、この世界にもあった。
だが、それ
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