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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第212話 新たな世界
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 2015年 12月26日 AM 11:00


〜SBCグロッケン 商業街 エイビーロード〜


 それは、GGOの世界での事。
 首都のグロッケン、商業街にある酒場《エイビーロード》。その酒場の奥側の席で談笑する3人組。3人の美少女(・・・)がいた。

「………成る程な。さっき(・・・)のは そう言う事情、だったのか」
「あ、あははは……、私 びっくりしたよー。だって、リュウキくんを見るなり、すっごい慌てて逃げちゃうんだもん。まさに 一瞬だねー」
「……まぁ、私も驚いたけどね。うん。あれは 流石に。掴みとしてはOKだとは思うけど」

 美少女、と言う性別のプレイヤーは2人であり、1人は男。見た目が完全に女の子だから、そう間違われても仕方がない。更に言えば間違いなくGGOの世界でも屈しの美貌。可愛らしさを持つ者達だから(男も含めて)、本当に仕方がない。

「あはっ。だって、りゅーきくんだもんね〜♪ やっぱり どの世界ででも、人気者なんだよねっ?」
「……っ。からかわないでくれよ、レイナ。あまり、オモイダシタクナイ」

 そう、会話から判る様に、このメンバーはリュウキやレイナ、そして もう1人はシノンである。





 






 それは、つい先程の事だった。

 GGOの世界での大型アップデートの話は、《MMOトゥデイ》や《Mスト》で頻繁に持ち上げられ、宣伝をされ続けてきた。勿論、その発信の多さにより、その情報を知っていた隼人は、参加を決意した。

 その大型アップデートの内容、予告動画等を見て リュウキのゲーマーとしての魂が強く反応。大いに興味をそそられた、と言う理由だった。何でも随分と昔から長く続いている大型タイトルのゲームとGGOの融合だから、と言う理由も勿論大きいだろう。

 その舞台が《GGO》の世界だから、かつて共に戦った詩乃や和人にも一声を掛け、そこから これまでのVRMMO仲間達全員に連絡をしたのだが、先程 玲奈がいう様に あいにくと時間の折り合いがつかなかった故に、今回の参加は4()人になるとの事だったのだ。


 その最後の1人について。


 それを説明する為には、少し時間を遡る事になる。


                    


                                                          






『ちょっと リュウキに会わせたい人がいるんだけど、良いかな?』

 それはログイン先で、待ち合わせていた場所でだった。
 その場所は、転移装置前だったのだが、そこでリュウキとレイナはシノンと会ったのだ。そして、その出会った時の第一声が
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