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SAO−銀ノ月−
第九十四話
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た俺は、終わってからそれらのことを知らされた。結局水着コンテストはルクスとユウキの同率一位だったとのことで、その優勝賞金で無事に防具を新調出来ていた。

 ……ついでに。ユウキたちとルクスの装備もアシュレイさんに整えてもらい、俺たちはその余りと焼きそばの売上で、ちょっと豪勢な打ち上げを始めていた――特に何もやっていない男性陣も含め。

「それじゃ、改めて紹介するね。ギルド《スリーピング・ナイツ》! 一応、ボクがリーダーやってるの」

「本当はシウネーみたいなもんだけどねー」

 ノリの野次に盛り上がるユウキたち――改め、スリーピング・ナイツ。様々なVRMMOをコンバートして回っているグループとのことで、このALOには来たばかりということらしい。

「カタナ。ありがとね、ショウキ!」

「役に立ったなら何より」

「……でも、アレは何……?」

 レプラコーン驚異のメカニズムです。ユウキの神妙な面もちな質問に、俺とリズは答えることも出来ずに顔を背ける。その日本刀《銀ノ月》はタルケンに預けられ、そのメガネに隅から隅まで観察されていた。

「ったくウチの男どもは……溺れるわ砂に埋まってるわ……」

「こっちも似たようなもんです!」

「言われてるぞレコン」

「リーファちゃんが埋めたんじゃないか!」

 ……そんな感じで宴もたけなわになっていた頃、1人のスプリガンが入店してきていた。

「みんないるか?」

「キリトさん?」

 アスナと一緒にALOに誘ってシノンを案内している筈のキリトが、どうしてか1人でここに来ていた。リズたちだけかと思えば、スリーピング・ナイツの面々がいたことに驚いたようで、少しばつが悪そうな表情を作る。

「悪いな、なんか楽しそうなところに」

「別にいいわよー。どしたの?」

「いや、シノンもゲームに慣れてきたみたいだからさ。ちょっとアインクラッドの方に足を延ばそうと思うんだけど、紹介がてらみんなも一緒にどうだ?」

 むしろ慣れたというか別ゲーというか――などとぶつぶつと呟き始めるキリトをよそに、シリカが立ち上がるとともに、ピナがキリトの頭上に飛んでいく。

「行きます行きます! こっちも皆さんを紹介したいと思ってましたし。ね、ユウキさん!」

「えっ!? ……う、うん! ボクたちも行きたいし、紹介してよ!」

「キリトくん。紹介したいと言えば……あれ?」

 スリーピング・ナイツの面々――特に酔っ払ったようなノリにキリトが巻き込まれ、もみくちゃにされているのをよそに。悪戯めいたリーファの顔に、彼女が何をしようとしているのか察したものの、今までそこにいたはずの人物が1人いない。

 すなわち、キリトに憧れて二刀流を練習して、このA
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