暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
東馬の過去 神那島編
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
せら》って決まってるんだからね!」

「もう、聖良ちゃん、急にどうしたの?」

と、後から出てきたのは少し赤みがかかった髪の色をしたほんわか系の女性だ。

「誠悟の家に今日から居候くるみたいなのよ、あいつあたし達に何も言ってない癖に!」

「ま、まあまあ。せいちゃんだって忙しいんだし。仕方ないんじゃない?」

「あによ!ワン公は気にならないの!?」

何か、忙しい人だなっと心の中で東馬は呟く。

「そりゃ、気にはなるけどさ。せいちゃんはどうでもいい事とかは普通に話すけどきちんと話をしてほしい話に関してはぜんぜん話してくれないけどさ」

「というか、あまり大きな声を出さないでくれませんか?この子、ちょっと人見知りするみたいなんで」

「おっと、どうやらそうみたいね」

美琴の言葉で聖良は東馬の様子を見て、少しだけ怯える東馬の様子にすっと身を引く聖良。

どうやら、少しだけ抑え気味でいくらしい。

「ごめんね、驚かせちゃって。あ、私彩。服部(はっとり)(あや)って言うの!よろしくね!」

「あ、あの……よろしく……」

東馬は少したじたじになりながらも何とか手を握り返す。

と、ここまで来て東馬はある事に気づいた。

(あれ?僕、普通に手とか繋げてる……)

これはいい変化、なのかな?と思いながらも自身の手を見てにやけるのを止める事が出来ないでいる東馬なのだった。











時刻は既に9時。

「眠れない……」

先ほどまでずっと騒いでいたからか、眠気に襲われる事はなかった東馬。

というのも、誠悟は会議が長引いているらしく美琴だけで歓迎会をする事になった。

しかし、向かいに住んでいる彩、それぞれの家に住んでいるほかの誠悟の知人達も誠悟の家にやってきた。

力仕事を任せられたら島では右に出る者はいないと言われている島一番の力持ち、藤堂(とうどう)春樹(はるき)

島一番の秀才にして、島一番の変態という相反する称号を持っている阿部(あべ)久志(ひさし)

島一番の有力者である内海家の現当主、内海(うつみ)静奈(しずな)

聖良が自身がかつて所属していた風紀委員のネットワークを使って呼び出した、橋本(はしもと)優喜(ゆうき)三木(みき)真智子(まちこ)

静奈と共に監視の為とやってきた、毛内(もうない)清美(きよみ)

この記念すべき日を写真に撮りたいとカメラを構えながらやってきた美琴の大親友、中西(なかにし)藍子(あいこ)

中々の大所帯になり、それでなのかはわからないが大いに盛り上がった。

その興奮が冷め切らないのか、東馬は布団を抜け出し、台所に向かう。水を飲も
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ