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ぶそうぐらし!
第11話「じゅんび」
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れに弾薬も入れておく。
  暗い所でも見えるように、ライトを鉢巻で頭に括り付けておく。

「もろ軍人だな。...制服だけど。」

  とにかく、まずは一階に行くか。もちろん、由紀たちに見つからないように反対側からな。





〈あ゛〜あ〜〉

     ドン!ドンドン!

「...うわぁ...。」

  玄関のバリケードに群がるように奴らがいた。既に何体かはくぐれるように開けておいた穴から入り込んでるし...。

「雨宿りだから中に入ろうとして、だけどバリケードが破れないからここまで群がってる...と。」

  ...バリケード強化してなかったらコイツら全員中に入ってきてたのか?やべぇな...。

「まずは、どうにかして外に出るか。...二階しかないな。」

  とりあえず、中に入ってきてる奴らを模造刀で叩き潰し、二階に一度戻る。

「車を停めておいたここからなら...!」

  車の上に飛び乗り、そこから地面に降りる。そして、すぐさまアサルトライフルを構え、奴らの群れに突っ込む!

「喰らえ!」

     ガガガガガガガガガガ!!

  頭を狙う様にアサルトライフルを撃ちまくる。

「さすがアサルトライフル!こういう時は一対多に向いてるな!」

  こういう時(パンデミック)が頻繁にあって欲しくないけどな!

「(しっかし、数が多いな...。)」

  弾切れになり、リロードしてまた撃ちまくる。そんな事を繰り返しながら俺はそう思った。

「(こんな大人数、俺じゃなければ捌ききれないぞ...!?)」

  ざっと見ても50人近くはいる。これじゃあいつバリケードが破られてもおかしくはなかった。
  ...まぁ、親父やアイツ()なら捌けるだろうけど。

「ちっ、弾切れか!」

  あまり多くマガジンを持ってきてなかったため、アサルトライフルの弾が切れた。

「後少し...なら!」

  背負っていたショットガンを持ち、固まって動いている奴ら目掛けてぶっ放す。

「隙が多いから囲まれた時は使いづらいな...だけど、一掃に向いている!」

  弾を込め、放つ。それだけで数人を一遍に倒せる。

「後数体。...なら、もうこれはいいか。」

  ショットガンを投げ捨てる。...後で拾うからな?

「これで....最後!」

  模造刀で最後の奴を叩き潰し、少し気を抜く。

「他は....いないか。」

  周りを見渡したが、特に見つからなかった。

「いつまでもここにいたらまた寄ってくるな。入るか。」

  頭に付けてあるライトのせいでまた寄ってくるため、さっさと開けておいた玄関のバリケードから中に入る。


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