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真・恋姫無双〜中華に響く熱き歌
第19話 燕人と軍神との邂逅
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とした服装をしている。
その手には2mはあろうかという矛のようなものが握られている。
そして張飛に向かい名乗りをあげる。
「我が名は関羽。字は雲長。お主が村で悪さをしていると聞いたのでここまで来たのだ。
このままだと役人がまた兵を派遣しかねん。
だから村への悪さを辞めてもらえんだろうか?」
そう声をかける関羽だが
「ふん!なんで鈴々が見ず知らずのお前なんかの言うことを聞かなきゃいけないのだ!
鈴々に命令するななのだ!」
張飛がそう反論する。
「し、しかしだな、悪いことをしたのはお主なのだからそれを改めねばならん。その上で役人にお主が謝れば子供のやったこととして処理もできる。だから悪戯を辞め、役人に謝るのだ。私も着いて行ってやる。だから」
関羽が説得しようとするが、
「うるさい、うるさいのだ!そんなに鈴々に言うことを聞かせたいのなら」
そう言って家の中に入る。
そして何かを持って外に出る。
その手に握られているのは4mはあろうかという槍のようなものであり、その先端は蛇のようにくねくねと曲がっている刃物がつけられている。
そして、ほれを頭上で振り回し、関羽に切っ先を向け、
「力ずくでやってみろ!なのだ!」
そう宣言する。
同時に関羽は張飛から猛る闘気のようなものを感じとる。
関羽は旅をしている武芸者である。
その道中で山賊などを退治したりしている。
その為、彼女の見目麗しい長い黒髪と共に
『黒髪の山賊狩り』と呼ばれるようになる。
蛇足だが、黒髪の山賊狩りは美しい黒髪を持つ『絶世』の美女、と言える外見の持ち主という噂なので、初対面の人には気付かれにくい場合もあり、本人はそれを少し気にしている。
話が逸れたが山賊退治などで腕を磨いていて関羽の実力は並の兵士が100人200人が束になっても敵わない。
むしろお釣りがくるほどである。
その関羽が張飛から感じた闘気、それは今まで出会ったことが無い程の強いものであった。
そんな闘気を宿す張飛に関羽はただ驚くしか無かった。
そして同時に厄介な相手だと悟り、武器を構える。
「そうか・・・なら仕方ない。私も武人、言葉ではなく、武で語ろう!」
そう叫び、対峙する関羽。
2人はお互いに相手に仕掛ける。
そして2人の武器が重なろうという刹那

『ドン!!』

低く重い力のこもった音が響く。
それは2人の重なり合う武器が交差することで発生した。
2人は驚く。
片方は子供のような体躯には似合わぬ力に。
もう片方は己の一撃を受け止める者がいることに。
だが、それも少しのことでお互いに距離をとる。
そして同時にまた相手に仕掛ける。
その顔には笑みが浮かべられている。
そしてまた重く低い音が響く。


同時期に2人が闘い始めたころ、
「なんだあ、この
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