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とある3人のデート・ア・ライブ
第八章 反転
第9話 崩れ去る希望
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最初、何が起こったか分からなかったが、剣をよく見るとその正体がハッキリした。



美九「な、何ですかそれはぁ!?」


上条「士道……それ、まさか」


士道「あぁ。十香の鏖殺剣(サンダルフォン)だ」


あの時の修学旅行以来だろうか。

一ヶ月ほど経って、またお目にかかれるとは思ってもみなかっただろう。

上条はニヤリと笑って、自分の前にいる剣を削ぎ落とされた増援たちの方を向いた、

上条「だったら、あいつらも吹っ飛ばしてくれないか?」

士道「あぁ!」

魔術を使えるとはいえ所詮は増援。

魔術の知識が無い彼らはその剣を扱うこと以外の魔術は出来ないのだ。

だから、剣さえ奪ってしまえばただの人間。



なので。



士道「はああああ!!」



「「「うがぁぁぁ!!!?」」」



いとも簡単にやられてしまう。




士道「この調子でどんどん行くぞ!」

上条「おう!」

美九「………もう、調子が良いんですからぁ」


少しずつ。


美九は士道と上条に対して心を開いていった。




ーーーー
ーーー
ーー




敵が多かったのは最初だけであり、そのあとはスムーズに階段を登って行けた。

トラップらしきものも見当たらず、上条達は駆け足で十香達がいる場所へと行く。

上条「……で?十香と佐天さんはどこなんだ?」

士道「……さあ?」

美九「……バカすぎませんかぁ?それぐらい調べてから乗り込みなさいよぉ」

「「面目ない……」」

琴里『どーせ、そんなことだろうと思ってこっちで調べておいたわ。そこの階段を上がって左に曲がった突き当たりよ』

士道「お、流石琴里だな」

琴里『士道が無能なだけよ』

士道「…………返す言葉もない」

琴里の助言を受けて三人は階段を上がり、左に曲がった。

進むと、そこには一際目立つ大きい扉があった。

士道「ここか……」

上条「……どうする?入るか?」

美九「当たり前ですー!何のためにここまで来たと……」

上条「あ、いや……いきなり奇襲とかきたらーとか……」

士道「それでも、ここで立ち止まるわけにはいかない」

それには三人も同意だった。

ゆっくりとドアを開けていくと、同時に眩い光が三人を襲った。



ーーーー
ーーー
ーー


そこは、真っ白な空間だった。壁には白く塗られた正方形のタイルみたいなものが敷き詰められて壁を作っている。

辺りを見回すと、そこには……

士道「十香!!」

上条「佐天さん!」

探し求めていた二人がそこにはいた。十香は
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