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転生者の珍妙な冒険
タルカスと戦ってるジョナサンの視界はきっとこんな感じ・決着
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とは段違い、流石タルタス・フォードだな。
「そんなアンタだからこそ、俺は左腕を犠牲にしてでも(・・・・・・・・・・)勝利を掴む!! 波紋肘支疾走(リーバッフオーバードライブ)!!!!」
足を踏ん張り、左肘を棍棒にぶつける。
激痛と嫌な音と共に骨やら何やらが砕け散るが、そのまま体を捻り、棍棒を躱す。
関節を破壊されて千切れた俺の左腕と共に、オッサンの棍棒が目の前を通過して地面にめり込む。

「何っ!?」
「キャアァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」

女性陣の甲高い悲鳴に紛れて、トラブルに困惑するアンタの声も聞いたぜオッサン!! その一瞬で十分!!!!!

「左腕は勝利の代金に置いてくぜ!!! 太陽の波紋!!!! 山吹色の波紋疾走(サンライトイエローオーバードライブ)ッ!!!!」
「おぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
鳩尾にめり込ませた俺の右拳から流れ込んだありったけの波紋がオッサンの体内で暴れまわり、ズームパンチを利用して吹き飛ばされたオッサンの体が武舞台の石に投げ出される。もう、ピクリとも動いてねぇ。

『決まったあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!! 今度こそタルタス選手、意識を失って立てません!! 決勝進出を勝ち取ったのは!! 前大会王者すら下したダークホース、セイト・ヨシュア選手だあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!』
「へへ・・・・・・、やった・・・・・・ぜ・・・・・・。」


















この時、緊張の糸が切れて倒れ、気絶した夜集阿は勿論、他の誰も知らなかった事実がある。
試合を待合室で観戦していた聖騎士(パラディン)、ボブ・スミスは、結果を見届けるとホッと息を吐いた。
満足そうに、そして、少しの安堵も込めて。


決勝戦、ボブ・スミスVS夜集阿 聖斗
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