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キルト
第三章
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「それに古城もあって」
「景色いいんだ」 
 ネス湖とその周りはというのだ。
「そのことも楽しんでくれたら嬉しいな」
「それでネッシーいたか?」
「見たか?」
「見なかったよ」
 肝心の存在についてはとだ、ピエールは苦笑いで言った。
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