暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico48絆は血より強い
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」リビングに顔を出して挨拶をする。

「おかえり、みんな!」

「おかえり。早く手を洗ってくると良いよ」

キッチンで調理している主はやてとルシリオンから挨拶を受ける。そして先に行っていたヴィータは「あ〜ん♪」主はやてからエビチリを1つ貰っていた。

「はやてちゃん、リインも!」

「ルシル、アイリも!」

それを見ていたリインとアイリもキッチンへと走って行った。お前たちも十分子供だよ。私は苦笑しながら洗面所へ向かおうとした時、「おーい、シグナム、シャマル、ザフィーラ〜♪」主はやてに呼ばれた。右手の菜箸には同様にエビチリが1つ。左手は手招き。表情は満面の笑顔。さすがにこれは断ることが出来ない。シャマルは迷うことなく即座に向かい、「あ〜ん♪」主はやてからエビチリを頂いていた。

「シグナム・・・」

「判っているザフィーラ」

ザフィーラと共にキッチンへ向かい、「はい、シグナム。あ〜ん♪」主はやてからエビチリを頂き、「あ、あ〜ん。・・・とても美味しいです、主はやて」お礼を言う。

「そっか♪」

ソースも自家製で、正しく八神家の味というものだ。それから我々は洗面所で手洗い、自室で私服へと着替えてリビングに戻ってくると、夕食の準備を終えたところだった。それぞれ席へと着いた時・・・

「わたしとルシル君からみんなへの日ごろの感謝を込めて、今日は、みんなが好きな中華料理を御馳走することにしました♪」

中華料理は和食と並んでオーディンからその存在を教わった料理だ。ゆえに自然と洋食以上に好んでいるのが我々だ。まぁ一番は和食、しかも主はやてがお作りになったものだが。

「今日は世話になっている母親を祝う日だが、俺やはやてはみんなから母親以上に支えてもらっているからな。そのお祝いだ」

テーブルに並べられた豪勢な中華料理が、我らの為に作られたというのはとても嬉しかった。家族みんなで「いただきます!」と手を合わせ、主はやてとルシリオン手製の中華料理を頂く。どれも店などで食べるよりずっと美味い。主はやてとルシリオンの想いが詰まっているからだろう。そして談笑しながら食事を終え、片付けも一段落して思い思いにリビングで寛いでいると・・・

「みんなに渡したいもんがあるんやけど、受け取ってもらえるかな」

主はやてとルシリオンがそれぞれの自室へと向かい・・・戻ってきた。その手に携えていた物を見たシャマルが「すごい♪」が歓声を上げ、「折り紙で出来てんのコレ!」ヴィータや、「すごいです!」リイン、「手作りなんだね!」アイリが驚きを見せた。

「ルシル君と合作の手作りのカーネーションの花束と、それに・・・」

「メッセージカードとお菓子を用意したんだ。受け取ってほしい」

主はやてとルシリオンからの祝いだ。受け
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