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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico48絆は血より強い
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ラ!?」
わたしの驚きを筆頭に、「なんかイメージと違うわね」アリサちゃんは唸って、「男の人から女の人に贈る花ってイメージが強いもんね」すずかちゃんも同意した。それに「花を贈ること自体が初耳だったよ」なのはちゃんや、「St.オルフェンにもそういう日を制定するように働きかけてみようかな」シャルちゃんが感心した。
「薔薇の色によって意味は違うから、それを考えて贈ると良い。黄色は献身、白色は尊敬、赤は愛情。まぁ、薔薇じゃなくてひまわり、百合、蘭などと言った花を贈るのも良いらしい」
みんなで拍手を送ってると、「じゃ、じゃあこんな話は知ってる? くしゃみの回数別の意味!」アリシアちゃんが作りかけのカーネーション、その最後の1本をルシル君にビシッと突き付けてそう訊いた。緑の折り紙で作られた茎からポーンっとカーネーションの花が飛び出して、ルシル君のおでこにヒット。
「父の日が関係無くなってるぞ」
作業台に落ちたその花をアリシアちゃんに放り返しながら「ま、いいか。諸説あって必ずしもそう、というわけじゃないが・・・」ルシル君は答え始めた。
「まずは、一誹り二笑い三惚れ四風邪。1回目は批判、2回目は笑い者に、3回目は惚れられ、4回目は風邪という意味だな。どの諸説も基本的に4回目は風邪とされているわけだ。2つ目は一に褒められ二に憎まれ三に惚れられ四に風邪をひく。3つ目は、二の憎まれがフラれに変わる」
「むむぅ、正解だよ・・・。じゃあ――」
アリシアちゃんからの知識戦の挑戦は授業が終わるまで続いて、最終的には8戦8勝でルシル君の完全勝利で終わった。
†††Sideはやて⇒シグナム†††
日曜日ということで休みだったはずなのだが、隊からの緊急招集で私とヴィータ、それぞれの緊急時のパートナーとしてリインとアイリが同行し、シャマルは医務官として、ザフィーラはシャマルの護衛として、我らと現場へ。そこで暴れていた武装強盗団を壊滅させてやった。家族揃っての休暇を邪魔された恨みを一緒にぶつけさせてもらったわけだ。
「大変だったわね〜」
「雑魚いクセに数だけ多かったのがウザかったよな」
「そのくせ一般人を平気で魔法で傷つけるしね」
「だからこれまで以上の本気でやっつけてやったです!」
そして無事に仕事を終えてヴィータ達と共に家へと帰ると、「すげぇ良い匂い!」ヴィータがダイニングより漂ってくる夕飯の香りに誘われ、「ただいまー!」すごい速さで部屋を飛び出して行った。
「あらあら、ヴィータちゃんたら」
「しょうのない奴め」
「アイリやリイン以上に子供だね♪」
「ですぅ♪」
我々もトランスポーターが設けられた部屋より出、洗面所へ向かう前に「ただいま帰りました」「ただいまです♪」「ただいま〜
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