暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico48絆は血より強い
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は使わないことにしてる。チラシを全て確認し終えて、冷蔵庫の中を確認。買い足さないといけない食材が無いかを見たうえで「買い物はなし」そんな結論に至った。いよいよやる事がなくなっちゃったわ。

「・・・・暇、暇だわ〜。のんびり出来るのは良いけど退屈過ぎてどうにかなっちゃいそう〜」

ワイドショーも終わって、洗濯物も干し終えて、ファッション雑誌なども読み飽きてきた。衣類などの買い物は基本的にはやてちゃん達と一緒に行って、選び合って買うから1人では買いに行かないし。特に買い足す食料品も無いし。じゃあ・・・

「ザフィーラ。散歩でも行く?」

「我は、主はやてとご一緒でなければ散歩には行かん。・・・シャマルよ。軽く掃除などをしたらどうだ? 体を動かせば少しは退屈も紛れるだろう」

「・・・そうね〜。昨日もやったけど」

そういうわけで掃除機を物置から持って来てお掃除開始。はやてちゃんのお部屋、リビングダイニング、玄関や1階廊下、そしてルシル君のお部屋へ移る。ルシル君とアイリちゃんが生活するスペースは綺麗に整理整頓されているんだけど・・・

「アイリちゃん。女の子なんだからもうちょっと頑張りましょ・・・」

床に雑に脱ぎ捨てられてる衣服はアイリちゃんの物。それらを拾って畳んで、ベッドの上に置いておく。そして掃除機をかけて、ベッド下にノズルを突っ込むと「あら?」コツンと何かに当たった感触が手に伝わって来た。

「ベッド下に何かあ・・・ハッ!」

ベッド下を覗き込もうとして止めた。男の子、ベッド下。この2つのキーワードが頭の中にデカデカと浮かんできた。掃除機のスイッチを切って「やっぱりHな本とかなのかしら・・・?」ドキドキしながらチラチラとベッドを横眼で見る。ルシル君だって男の子なんだもの。そう言ったことに興味を持ってもおかしくないわ。

(も、もしかして私やシグナムもそういう目で見られて・・・! きゃぁぁぁぁぁ♪)

両手を頬に添えていやんいやんと顔を振る。嫌とか気持ち悪いとかそういった気持ちは全くない。むしろ大人っぽくて欲とか自制できそうなルシル君も、ちゃんと健全な男の子だってことが判って逆に安心したわ。あ、でもはやてちゃんとのそう言ったお付き合いはもっと大人になってからね。

「と、とりあえず、どんな本なのかしら・・・」

掃除機のノズル先端のT字ヘッドを使って、ベッド下にある硬い物を取り出そうと試みてみる。んしょ、んしょ、ちょっと苦戦しちゃったけど「取れた♪」ベッド下から取り出せた。出て来たソレは1冊の「アルバム・・・?」だった。
Hな本じゃなくて写真ってことになると、いよいよ被写体が誰か?になってくる。ドキドキしながら手に取って、ごくっと唾を呑む。恐る恐るアルバムのカバーに手を掛けて、目を細める。そして・・
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