原作開始
クラス代表決定戦
おばあちゃんが言っていた……ひとっ走り付き合えよ
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を取ったとしてもあの衝撃波で攻撃されては元も子もない。接近したらしたで、あの両刃の鎌に捌かれる。剣と長物では一度の手数が違う。それならば相手の一度の手数分だけ動けばいい。そして、あることを思い出す。
「確かブレイドには『マッハ』があったはず……。って、なんでだ!?」
ライドブッカーから抜き出したブレイドのカードはシルエットだけになっていた。そう、まるで……
「世界を廻る前のディケイドと同じだ」
「何をボーッとしている?」
「うおっと!」
呆然としている所へパラドキサアンデッドの衝撃が襲う。間一髪で避けた彼方はライドブッカーをガンモードにしてパラドキサアンデッドを牽制しながら他のカードを取り出す。
「それじゃあ、こいつの性能を試してみるとするか!」
《KAMEN RIDE DRIVE!》
黒とマゼンタを基調としていたディケイドの姿は赤と黒の違うシルエットに変わった。全体的なイメージは正に車、フェイスシルエットは車のフロントだ。そして、肩から襷掛けになった車のタイヤだ。その名は仮面ライダードライブ。仮面ライダー史上初の、車をメインビークルとした仮面ライダーだ。
「さあ、試運転だ。ひとっ走り付き合えよ!」
「ふざけてんのか?」
「黙って一先ず味わえよ!」
《FORM RIDE MIDNIGHTSHADOW!》
襷掛けになっていたタイヤが何処かに飛んでいき、別のタイヤになる。そのタイヤは紫の手裏剣を模している。そして、彼方の手には半透明の紫の大きな手裏剣が現れていた。
「さあ、行くぜ!」
《ATTACK RIDE MIDNIGHTSHADOW!》
彼方は手に持った手裏剣を投げていく。その手裏剣は投げる度に次々に現れる。その手裏剣をパラドキサアンデッドは両刃の鎌で捌いていく。
「この程度!」
「その割には結構苦戦してるように見えるけどな!」
「言ってろ!」
パラドキサアンデッドは次々と投げられる手裏剣の間隙を縫い、鎌で彼方を切り裂いた。
……かのように思われた。
「残像だ。ってな!」
《FORM RIDE FUNKYSPIKE!》
《ATTACK RIDE FUNKYSPIKE!》
「何だと!? グッ、ガアッ!」
何時の間にかパラドキサアンデッドの背後に回っていた彼方はさらにタイヤを変える。紫の手裏剣から無数の棘がついたタイヤへ。
そのまま彼方はパラドキサアンデッドに接近したままアタックライドのカードを使い、襷掛けになっているタイヤを回転させることによってその棘で攻撃した。
「いやぁ……まさか『残像だ。』を現実に自分の口で言う場面に出くわすことになるとは。人生何がある
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