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IFのIFストーリー
決闘
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「・・・なんでみんな俺らの方に向いてんだ?」

「そりゃあ、あのお姫様が昨日きたばかりの転校生と親しげに挨拶するってことになったら騒ぐだろ!」

と後ろの席から身を乗り出して言うのは夜吹英士郎。朝練で綾斗と話す中で知った人物。そして綾斗のルームメイト。

「ち、違う違う!別に親しげではない!ただの挨拶だ!」

と少し焦るように言うユリスだがいかんせん、そんな取り乱しかただとクラスメイトはもちろん嵐の如く騒ぎまくる訳なので

「あー、そうだよ。ただの挨拶。だから少し<黙れ>。うるさいんだよ」

と周りを睨むと怒ったと思ったのか周りは静かになった。

「あー。うるさかった。挨拶程度で騒ぐなよな」

「す、すまない」

「別にユリスが謝ることじゃねえよ。気にすんな?」

と何故か気落ちするユリス?を慰めるとそ、そうだな!とまた元気を取り戻したのでついでにレスターの事を聞こうと声をかけようとした瞬間、今度が綾斗が声をあげた。

「さ、紗夜?」

「・・・綾斗?」

と紗夜と呼ばれる少女は綾斗をじーっと見つめ、首を傾げた。まるでなんでいるの?と言わんばかりに。

「えええっ!な、なんで紗夜がここに?」

「えーっとね・・・」

と簡単に紗夜が学園へ来た理由を話す。と言っても一言だが。

「お父さんの作った銃、宣伝してこいって」

とグリップ型の煌式武装を展開する。
展開すると現れたのはハンドガンタイプだがそれを慣れた手つきでくるくる回している。
そして軽く話をしていると先生が入って来たのでそれぞれ席に着く。

「よーしホームルーム始め・・・」

とダルそうに入ってきた谷津崎先生だが沙ヶ宮を見つけると首根っこを捕まえて何処かへ消えてった。(死んだわけではない)


















ー放課後ー


「よーっし、帰(グイッ)・・ナンデゴザイマショウカ?」

逃げるように立ち去る俺の肩を掴みニコニコと笑うそれ(リースフェルト)の顔は誰から見ても悪魔にしか見えなかった。


「さーて、何処にいくんだ泰人?」

「・・エートデスネ、リョウニモドロウカトオモイマシテ」

「寮?おかしな事を言う。まずするべき事があるだろう?」

ジリジリと寄ってくるユリス。対して苦笑いで離れる俺。

「・・・なんの事かわかりませんねぇ?」

とあくまでしらを切る俺に対して黙り込むユリス。あ、やばいと直感で悟った俺は助けを求めるべく、綾斗を探すが・・

「あ、綾斗ー!どこにいるんだ綾斗ー!」

「綾斗なら沙ヶ宮とどっか行ったぜー」

と慈悲なき宣告をしてくれたのは夜吹、

「・・・さあ行くぞ!」


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