第二十三話
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のさ・・・・・・!!!」
「お前さー。散々好き勝手やっといて、いざ勝てなくなったら即座に逃げるだと?そんなの許すわけねえだろうがよ・・・。」
震えているアルフたちを完全に無視し、葵は暴走体に話しかけた。
「今更逃げるなんて許さねえよ。許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない・・・・・・!!!お前も恐怖しろ。後悔しろ絶望しろ。俺の万分の一でもその気持ちを味わって、それから死ねえええええええええ!!!」
その葵の怨嗟の声に、暴走体は絶望した。そして、どうすれば生き残れるのかを模索した結果、バラバラに逃げる、という回答にたどり着いたのである。
『■■・・・■■■―――!!!』
暴走体の頭部から、光が六個飛び出した。そしてそれらは一目散に、別々の方向へと飛んでいこうとする。
ジュエルシードが7個あっても勝てないのなら、どれかを囮にして一つでも多くを逃がす作戦のようだ。まるで人間のような行動だが、自然界の生き物でも、傷ついた仲間を囮にして逃げる生物は複数存在する。それに従った行動である。
―――だが、それも無意味だった。
「逃すと?あんまり舐めんじゃねえよ。」
パシュッ!
全てのジュエルシードが纏っていた魔力が剥ぎ取られた。
先ほどのフェイトと一緒だ。飛行魔法を行使するのに必要な魔力を根こそぎ奪い取られているのである。
「逃がすかよ。言っただろう全てを奪い取ると。逃げることなんて許さねえ。お前が助かるには、俺を倒すしかねえんだよ!」
―――まあ、と。
「出来れば、の話だけどなああああああ!!!」
そう葵は叫んで・・・
―――進化した。
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