学園祭のライオンハート
最終試合:ダブル『王』対赤白龍神皇帝(2)
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所にとっての役目でもあり、二度目はないぞ的な事を言った事でサイラオーグが不気味な笑みを放つ。曹操は聖槍を回しながらトドメを刺そうとしていたが、待機となった為に聖槍の先を相手に向けていた。
「・・・・すまなかった。心のどこかにゲームなのだと、二度目があるんだと思っていた。そんな甘い考えを頭に思い描いていたが、俺は『王』としては愚かな考えをしていたようだ。創造神黒鐵様である兵藤一誠との戦いは二度目が無いように今思えたが、お前らは本気を見せないままならば本気をさせてあげようではないか!レグルスゥゥゥゥッ!」
『ハッ!』
サイラオーグの体に気迫が漲るように見えてから、リアスの前にいたレグルスは主に応えて全身を金色に輝かせて光の奔流と化してサイラオーグに向かう。あちらが獅子王ならばこちらは神皇帝になるが、俺らの本気を見せる前にあちらの本気を見せてほしいぜ。
「よし行くぞ。俺は今日この場を死戦と断定する!今日俺は龍帝を超えた力を持ってして、貴殿らを超えた力で俺らの限界を見せてやるからどうなるか知らんからな。兵藤一誠にヴァーリ!」
黄金の光を全身に浴びサイラオーグは高らかに叫んだ。
「我が獅子よッ!ネメアの王よッ!獅子王と呼ばれた汝よ!我が猛りに応じて、衣と化せェェェェェェッ!」
フィールド全体が震え出すが、俺の隣にはヴァーリと曹操が待機している。サイラオーグの本気は異空間であるフィールドが耐えられなくなってきたが、俺らの本気を見せたらフィールドが崩壊する程だろうな。リアスとアーシアは防御結界で周囲の風景から吹っ飛ばされなくなっていた。
『禁手化ッ!』
「禁手化ゥゥゥゥゥゥゥッ!」
眩い閃光が辺り一面に広がる事で、俺達は咄嗟にサングラスにより目を覆う。まるで俺の大天使化みたいな神々しさに、思わずリアスとアーシアは腕で覆っていた。閃光が止むと前方に現れたのは、金色の姿をした獅子の全身鎧をしたサイラオーグだった。頭部の兜には金毛のたてがみだったが、胸に獅子の顔と思われるもんで意志を持ったかのような目を輝かせていた。
「獅子王の戦斧(レグルス・ネメア)の禁手、『獅子王の剛皮(レグルス・レイ・レザー・レックス)』だ。兵藤一誠、ヴァーリ!俺に本気を出させてくれた事に関して、心から礼を言おうじゃないか」
「だったら拳を撃ってこい!サイラオーグ・バアル!」
一歩一歩近付いて来るサイラオーグはそう口にしたが、鎧に闘気を纏わせて近づく姿は先程よりも圧倒的な存在感となっていた。俺も覇気と殺気を今まではかすり程度だったが、五分五分の本気での覇気をぶつける事でやる気を見せたのだった。
『全く相棒に感謝だろうな、あれはある意味で直接攻撃重視の使い手にとって究極に近い形だからだろう。力の権化である鎧を着込み、それで直
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