2部分:第二章
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た。シュール極まりない光景であった。
「だったらあれだけ食ってもあのスタイルは」
「謎だよな」
「何でなんだ?」
ここでまた皆それぞれ考えるのだった。
「それがわからないんだよな」
「全くだ」
彼等は吉野家において腕を組み考え込んでいた。その後ろでは相変わらず早輝が笑っている。その隣の中華料理店では餃子百二十個や特大ラーメン三杯を完食した記念写真があるしハンバーガーショップでは特大六段ハンバーガーを食べた写真まである。既に商店街では有名な大食い少女になってしまっていた。
今日も昼にはその大食だった。この日は食パンをそのまま使ったサンドイッチを食べている。パンだけで二十枚かそこいらはあった。
具に至っては普通の野菜や卵に留まらずカツやソーセージ、ハンバーグがそのまま入っている。とりあえず滅茶苦茶な量だった。
「やっぱりあれも食うんだよな」
「っていうかどんどん減ってるぞ」
「相変わらずとんでもねえな」
「何処に入ってるんだ?」
皆またしても彼女が食べるその姿を唖然としながら見ていた。その間にも早輝はその特大サンドイッチを食べ続ける。そうしてその机の上に積み重ねたならば優に食べている本人の背を越えそうなそのサンドイッチの山を食べ終えたのだった。十分とかからずにだ。
「また全部食ったぜ」
「しかも何て速さだよ」
ただ食べるだけではなかったのだった。速いのだ。尚且つそのうえで今度は林檎を取り出して食べている。それも三個あっという間だった。
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