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逆襲のアムロ
22話 戦場の蠢動 5.11
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動を取り、返す刀で肩部ビーム砲を斉射し、有線アームクローでモビルスーツ隊を薙ぎ払っていった。

「何という戦闘力・・・」

スレッガーはそのモビルアーマーから距離を取り、実弾装備による砲撃を放っていた。
ガトーはスレッガーの実弾攻撃や間の取り方など、かつての戦場で経験した相手を思い起こしていた。

「この攻撃は・・・ソロモンで私に一撃を加えた奴か・・・」

ガトーはノイエ・ジールをスレッガーに目がけて急進させた。その速さに周りのジム・カスタム等が付いて行けない。スレッガーは大型特有の旋回不利、所謂小回りが利かない点を小さいジム・カスタムの優位性で活かし、ガトーの攻撃で散ったモビルスーツらの点々と残した実弾兵器を交換しながら、ガトーに攻撃を加えていた。

「・・・っぐ・・・中々やりおるな・・・」

スレッガーの放った一発がノイエ・ジールの肩部を軽く抉っていた。

「やっと当たったか・・・」

スレッガーは次々と場にある実弾兵器を場所を変えて、ガトーの有線アームクローやビームサーベルを避け切りながら、攻撃をしていった。

「この、蚊トンボめが!」

ガトーはスレッガーの攻撃に翻弄され、いつもの太刀筋を見失っていた。そこにガトーにとっては別の敵が現れた。

「沈めーっ!」

コウがアルビオンより一足先にスレッガー隊の左翼に到着していた。GP03の大型ビーム砲をガトーに目がけて、叫びながらガトーへ放った。

「なっ!・・・ええい!」

ガトーはI・フィールドジェネレーターを限界まで上げ、コウのビーム砲を凌ぎながらもその砲撃の反動で後方へ吹っ飛ばされた。そして態勢を立て直し、眼前に迫るGP03に対し、ビームサーベルで斬りつけた。コウもオーキスのビームサーベルで応戦した。

「ぬう・・・この大型め」

「その声はガトーか!」

接触している間、互いが直接声を交わせる環境にあった。
ガトーはその大型に乗るコウに気づいた。

「ほう、あのときのウラキか・・・互いに図体大きなものを操るとは何たる因果か・・・」

「そうだな・・・しかし、お前らの企みをオレが止める。そのためにまずお前を超える!」

「この私を超えるだと・・・笑止!」

ガトーはコウを鍔迫り合いにて強引に吹き飛ばし、ビーム砲を放った。しかし、GP03もそのビーム攻撃を偏光させた。

「貴様もI・フィールドか」

ガトーは有線アームクローでコウを攻撃した。しかし、スレッガーがその線を横からビームサーベルで断ち切った。

「なっ!・・・こいつがいたことを忘れていた」

ガトーは少し距離を取り、スレッガーに目がけてビームの嵐を放った。GP03は全て偏光させたが、周囲のモビルスーツは次々と爆散していった。スレッガーも避
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