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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico47楽を嬉で返す
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いもんでも食べに行くか! またな、嬢ちゃん達」

「それじゃ、みんな。またどこかで!」

「とっても楽しかったです、ありがとうございました!」

「バイバイ、おねえちゃん達! アルフとザフィーラもバイバイ♪」

一家団欒なナカジマ家とお別れして、私たちも空腹を満たすために出店巡りを始める。1品目のハンバーガーを買ってみんなでベンチに座って食べていると、「きゃあ!?」背後から悲鳴とずざざっていう転ぶ音、最後に「わぁぁ〜〜ん!」泣き声がした。慌てて振り返ると、とても小さな女の子(たぶん1歳ちょっとくらいだと思う)がうつ伏せになって泣いてた。

「あらあら、大変! 大丈夫!?」

「っ!! レヴィヤタン・・・!」

誰よりも早く行動してたルシル・・・は転んだ女の子を見て驚いて立ち止まって、「もう。早く起こしてあげてルシル君!」そんなルシルを叱りながらシャマル先生が女の子を抱き起した。

「すみません!」

そこに切羽詰まった女の人の声が聞こえてきた。声のした方を見れば、転んだ女の子と同じ1歳くらいの小さな女の子を抱きかかえた「メガーヌ准陸尉!?」が居た。メガーヌ・アルピーノ准陸尉は、クイント准陸尉と同じように首都防衛隊の分隊長だ。

「あ、あなた達は! あの、ごめんなさい、うちの子なんです!」

シャマル先生の治癒魔法・癒しの風で擦り傷を治してもらってる女の子を見る。まだ小さいから似てるかどうかは言い難いけど、メガーヌ准陸尉が抱きかかえている女の子の方は髪型のクセがそっくりだから、メガーヌ准陸尉の子供だってすぐに判る。シャマル先生が「はーい、もう大丈夫〜♪」治癒を終えた女の子を地面に降ろすと「ありがとうございます」メガーヌ准陸尉は深く頭を下げた。

「メガーヌ准陸尉にもお子さんが居たんですね。クイント准陸尉と同じ、女の子2人♪」

「ええ。双子なの。長女のルーテシアと次女リヴィア。2人とも元気いっぱいで、もう大変」

ルーテシアとリヴィアという名前の女の子と一緒にベンチに座ったメガーヌ准陸尉がそう言って微笑んだ。大変って言っているけど、決して翳りの無い優しい表情で、これが母親の顔なんだってすぐに判った。
PT事件でのプレシア母さんの最期、“闇の書”の欠片事件でのプレシア母さんの最後の表情を思い返す。どちらも優しい表情を向けてくれていた。短い時間だったけど、確かに私とプレシア母さんが母娘だった・・・と思う。

「フェイト」

「アリシア・・・?」

アリシアが私の手を握って微笑みかけてくれた。だから私も微笑みを返して、キュッと繋いだ手に少し力を込めた。

「あの、お父さんと一緒ではないのですか?」

「・・・夫は、この子たちが生まれる前に・・・天国に行っちゃったの」

質問したリインが
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