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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico47楽を嬉で返す
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なのはちゃんがそう訊くと「言い過ぎだとは思うけど、そこまでこだわりはないかな」ってルシル君はそう答えた。これに「さすがにそれはない」アリサちゃんや、「一度くらい一緒になりたい!」シャルちゃんや、「同じクラスで騒ぎたい!」アリシアちゃんが猛反発。私も「最後の2年は一緒になりたいかな」って答える。

「そういうものか。休み時間にならないとどうせ喋れないし、弁当の時もどうせ集まるし」

「解ってないなぁ、ルシルは! 授業を一緒に受けることにも意味はあるのだよ!」

「そうは言っても授業中は喋れないだろ?」

「喋れる授業もあるじゃん。体育とか理科の実験とか音楽とか図工とか」

「喋ってばっかじゃダメだけど、でも一緒だからこそ授業が共有できて嬉しいかな」

アリシアちゃんはこれまでの授業を振り返ってるみたいで満足そうな笑顔を浮かべて、フェイトちゃんがそう付け加えた。ルシルは「言いたいことは解った」小さく頷いて、クラス替え結果の張り紙が貼られてる掲示板を見た。そう、あとは結果を見るだけ。1歩1歩と掲示板に向かうと・・・

「よう、ルシル! 俺たち同じクラスだな! 卒業までよろしくな!」

「ぼくも同じクラスなんだよね」

「本当か、亮介、天守! はは、それは良いな!」

綺麗な赤い髪と金髪をした男の子たちがルシル君の両脇に陣取って、「ほら、行こうぜ」そう言ってルシル君を連れて行こうとした。だから「ちょっ、ルシル君!? 一緒に見る約束は!?」はやてちゃんが引き止めようとしたけど、「悪い、はやて、みんなも! 俺、男だから♪」満面の笑顔を浮かべた上で親指を立てた。

「信っじらんない! チーム海鳴の友情より男の友情を取ろうってわけ!? ねえ、はやて!」

「・・・えっと、ルシル君にはルシル君の付き合いもまぁあるしなぁ。男の子やもん。男の子の友情も大切にせえへんと・・・。もしいつかルシル君から男の子の友達がみんな離れてって、周りには女の子しか居らへんくなったら、・・・終いにはライバルがわんさか・・・とか」

「絶対嫌それ! むぅ、しょうがないか。わたし達だけで見よう!」

ルシル君たちを見送った私たちはとうとう掲示板の前に立って、「せぇ〜ので見ようね!」目を閉じて合図を確認し合う。そして「せぇ〜の!」目を開けて張り紙を見る。自分の名前を必死に探して「あった!」指を差した。なのはちゃん達もほぼ同時に指を差したんだけど、みんなで「ん?」って小首を傾げた。そして遅れて「きゃぁぁぁぁぁ♪」みんなで歓声を上げて抱き合った。

「みんな同じクラスや!」

「すごい、すごい!」

「何か信じらんないわね。もう1回確認しましょ!」

「やっぱりみんな4組だよ、5年4組!」

「ていうかルシルも一緒じゃん!
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