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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico47楽を嬉で返す
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手にキスするんはアカンよ!」そう言い放った。
「でも昔からよくやってるし・・・」
「昔から!? それっていつからなん!?」
「ベルカの時からだよね」
「ルシル君やなくてオーディンさんやんか、それ!」
確かに今のルシル君はオーディンさんっぽい。何故ならルシル君は大人モードに変身してるから。雪合戦で勝利したアイリはルシル君へのお願いでこう言うた。
――2人きりの時だけでいいから、ずっとじゃなくていいから、大人モードに変身して――
そうゆうわけでルシル君は今、大人の姿になってるわけや。
「あ、あー、うん、そうだね。あはは、間違えちゃった♪」
「もう! もう2度としたらアカンよ」
「えー、別に良いと思うけどね。だってアイリの愛の証だし?」
アイリはそう言うて人差し指を自分の唇に当てて、その人差し指をルシル君の唇に当ててわたしにウィンク。むぅ、アイリはわたしと同い年くらいの身長やのに中身が大人過ぎる。下手に攻撃すると思わぬしっぺ返しがありそうで怖い。そやけど・・・
「それでもルシル君が寝てる間にするんは、ルシル君の意思を考えてへんと思う・・・!」
「だけどこういう時じゃないと出来ないし。ルシルってガード堅過ぎて、頬にキスすることも出来ないんだよね。こうしてキス出来たのも今日が初めてだしね」
今日が初めてってことに僅かな安堵が生まれた。ホッとしてると「はやてもせっかくだからやってかない?」アイリがとんでもないことを言うてきたから「ひゃいっ!?」声がひっくり返ってもうた。
「はやてもルシルが好きなんでしょ?」
「っ! それは・・・その・・・うん、好きや」
「・・・。アイリはね、はやてに感謝してるの。ルシルに居場所を与えてくれたこと。はやてがルシルをこの家に招き入れなかったら、きっとルシルは今でも独りぼっちだったと思うから。だからね、はやてなら良いよ」
アイリはそう言うてわたしに手招きした。わたしはその甘い誘惑に抗おうとするんやけど、シャルちゃんやアイリにも先を越されてるってゆうちょっとした焦りがそれを邪魔してくる。手招きに誘われるままにベッドに歩み寄る。
「ほら、せっかくの記念に、はやてもルシルに
愛の証
(
チュー
)
しちゃいなyo♪」
すごいドキドキして心臓の音しか聞こえへんくらいや。さっきまでアイリに説教してた自分を棚に上げて、ルシル君の眠るベッドの上に腰かけて顔を覗き込む。ホンマに綺麗な寝顔で、あまりの緊張に目の前がグルグルしだした。徐々にルシル君に顔を近付けてったその時・・・
「・・ん・・・んん・・・」
「っ!?」
ルシル君が少し身じろぎしたと思うたら寝返りを打って「ひゃん!?」その腕でわたしを抱き込んで来た。それはもう早業で、気が
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