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ハイスクールD×D復讐と剥奪の王
5話『復讐者と不死鳥』
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槍が握られる。

「そこまでです。これ以上の戦闘をなされる場合は私も黙っていられません」

俺と悪魔の間に割って入ってきた銀髪の悪魔がそう言う。

「お前から殺そうか」

「貴方にそれができると、お思いですか」

俺と銀髪の悪魔が睨み合う。

「や、夜鞠君、グレイフィアも、一旦やめてちょうだい」

俺と銀髪の悪魔を止めようと、グレモリーが何かを言っているが、そんなことはどうでもいい。

「お前を殺せるかどうか、ためしてやろうか?」

俺が銀髪の悪魔に向けてそういう。

「……………」

だが、相手からの返答はこない。

おかしいと思った俺は相手の顔を見た。

すると、銀髪の悪魔は俺を見て目を見開いていた。

「……あ、貴方が夜鞠修弥なのですか?」

「お前らに俺の名を呼ぶ権利があるのか?」

俺がそう言うと、銀髪の悪魔は戦意を失ったかのように、冷静になった。

「いえ、ですがここは今は我々の話し合いの場ですので、貴方にはお引き取り願いたいのですが」

「知るか。俺はそこにいる奴を殺しに来ただけだ」

「…………では、貴方には話が終わるまでここにいてもらいます。この話は貴方にも都合がいいかもしれませんし」

そんなふうに、ふざけたことを銀髪の悪魔は言ってきた。

「お嬢様、ご自分の意志を押し通すのでしたら、ライザー様と『レーティングゲーム』にて決着をつけるのはいかがでしょうか?」

そして、俺を無視して話を続ける悪魔ども。

「いいわ。ゲームで決着をつけましょう、ライザー」

「へー、受けちゃうのか。俺は構わない。だが、条件がある。そこの人間も参加させろ!そいつは俺がこの手で焼き消す!」

先程まで、俺が殴っていた悪魔が俺に向けてそう言ってきた。

「お前が俺を殺す?違うな。間違えるなよ。俺がお前を殺すんだ!」

「どこまでも嘗めた口を利きやがって!」

「ライザー!彼は関係は無いわ!巻き込むのは止めて!」

「黙れ、グレモリー!俺は言った筈だ。アイツを殺しに来たってな。なら、俺はアイツの話にのる」

「いいの?本当に死ぬかもしれないわよ?」

「お前に心配される筋合いはない。俺がアイツを殺してそれで終わりだ」

「ハッ、自惚れるなよ」

「まあ、いい。リアス、十日やる。それで下僕とそこの人間を使い物にすることだな」

「どうでもいいが、お前には必ず消えてもらう」

俺はそう言って、入ってきた窓へと向かう。

「………お前らは絶対に殺す」

俺は悪魔達に聞こえない暗いの声で呟くと、窓から飛び降りる。

ガシッ。

「まったく、離れて見てたけど無茶するわね」

「無茶じゃない。それに、アイツとは必ずケリを
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