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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第41話:青少年育成いいんかい?
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と恥ずかしそうに礼を言って着替えを再開。
「まったく……恥ずかしいのなら学校に着てこなきゃ良いのに」
と思わず苦言。
でも考えてみれば愚問だった。
「きょ、今日……放課後に……デートの……約束したから……」
と余計な事を口走るリューラ。
案の定「ひゅ〜、今日はデートなのぉ!」「羨ましぃぃ」「じゃぁ勝負パンツって事じゃん!」等、周囲から歓声が聞こえる。
言っておくが
奴
(
リューラ
)
は処女じゃない。
既にアローとヤリまくりだ。
だから今更勝負などなく“デートしたら合体”は確定事項。
あのパンツを穿いてるのは、素直に彼を喜ばせたいからだけだろう。
多分、発覚したのが偶然今日なだけであって、昨日もセクシーパンツは穿いてたに違いない。
そう言えばずっとスカートを気にしてたモン。
さて、いい加減に周囲の女共を黙らせないと授業に遅れてしまうので、マリーに助けを求めようと視線を向ける。
するとそこには、膨れっ面のマリーが……
そして一言。
「調子に
乗
(
の
)
んじゃないわよ! 私にだってパンツくれる彼氏が居るんだからね! この高級下着も、その彼氏にプレゼントして貰ったんだから!」
と無意味な競争心を.曝け出す。
言わせてもらうが、私も同じ男から下着をプレゼントされてるわよ。
「も〜う……何対抗してんのよ!? マリーちゃんの下着はどれも高級でセクシーなのは知ってるわよ。でもねぇ……落ち着いちゃってるのよねぇ」
確かに落ち着いた下着ばかりだ。大人びた下着と言えば良いのだろうか? マリーの様なナイスバディには似合うけど、私にはイマイチ似合わない物もある。
「見てよリューラちゃんの派手派手パンツ! 翻ってマリーちゃんのは……地味じゃね?」
止せば良いのにマリーを煽るアミゴ。
面倒な事が起こりそうで嫌だなぁ……
(グランバニア城・国王主席秘書官執務室)
学校も恙無く修了し、ご立腹のマリーは私と共にウルフのオフィスへ駆け込む。(私は駆け込まされる)
因みに、何故かリューラとアローも巻き込まれてる。
一体何を言い出すのやら……
「ウルフ! 私にもパンツ買ってよ!」
「……お前、いきなり来て何言ってんだ?」
以前程ではないが、それでも大量の書類に囲まれ仕事をしてるウルフは、呆れた口調でマリーに対応する。
「だってズルいじゃん! リューラはアローからセクシーなパンツをプレゼントされたのよ! 私だって欲しいモン」
「セクシーな下着なら、俺も沢山プレゼントしたろ。ってか、現状でマリーの下着は全て俺のプレゼントしたセクシーパンツだろ」
「ち〜が〜う〜! 私もリューラの様な派手派手セクシーパンツが欲しいのよ!」
「ほう……リューラのパンツは派手派手か? どれ、見せてみ」
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