第2章:異分子の排除
閑話2「IS学園〜Another〜」
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ねぇねぇ!エーベルヴァインさんは好きな食べ物とかある?」
「その子、触らせてほしいんだけど....。」
「わぁ〜、近くで見るとさらに可愛らしい!」
「え?あ、あの....!」
席を立とうとした瞬間、複数の人達は私に寄ってきました。
ど、どうすればいいんでしょう...。私、人見知りですからコミュニケーションが...。
「あー、ユーリは人見知りだから、そんなに詰め寄ったら困っちゃうよ。大抵の事は私が答えるね。」
すると、マドカさんがほとんどの人を請け負ってくれました。
「ありがとうございます...。」
「..早く慣れなよー。」
「は、はい..。」
大抵の質問はマドカさんが答え、プライベートやマドカさんが答えていいのか分かりづらい質問は私が答えて行きました。
「...はぁ〜....疲れました....。」
「学校ってこんなに疲れるものなの...?」
今日ある全ての授業が終わった時には、私とマドカさんは結構な疲労感に襲われていました。
...私達は中学校なる場所には通ってませんでしたからね...。
「どちらかというと、クラスメイトの方達の質問の応答の方が多かったような...。」
「あー...それで疲労感が大きいのかぁ...。」
こういうのって、転校生にある宿命じゃないんですか....?どうして普通に入学した私がこんな目に...。
「....め〜ちゅもだいぶ疲れてますね...。」
「弄ばれてたからねぇ。...メンテしてきたら?」
「そうですね。」
私の頭の上でだれるようにしているめ〜ちゅを抱え、整備室へと向かいます。
ちなみに、場所は校内の地図が入学前のパンフレットに載っていたので分かっています。
「....ここですね。」
整備室に入り、隅の方に行きます。...あまり見られたくないですし...。
「えっと...め〜ちゅの今の状態は....。」
解析するためにコードを繋ぎ、キーボードを叩いて行きます。
「疲労による一部の回路が接触不良を起こす可能性あり....ですね。どれだけ弄り倒されたのでしょうか...。」
接触不良になりにくいようにしているはずですが...。
「シュテル、細かい部分を教えてください。直しますから。」
〈分かりました。〉
直すべき場所をシュテルに教えてもらいながら、メンテナンスをこなしていきます。
シュテル以外にもレヴィやディアーチェでもいいんですが...やっぱりこういうのはシュテルが最も向いているので...。
「ここが...こうで....えっと、これは...こうですね。」
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