第2章:異分子の排除
閑話2「IS学園〜Another〜」
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」
「うううううぅ....!!」
気が進まないですけど...諦めるしか、ないんですね...。
「じゃあ、クラス代表はエーベルヴァインさんに決定...と、言いたいところだけど、納得いかない人が何人かいるみたいですね。」
見れば、何人かが私を睨んでいました。おそらく、会社に敵意を持っている方か、単純に納得がいかない方達なんでしょう。
「納得がいかない理由って、実力があるとは思えないのと、代表候補性とか肩書きを持ってないからって感じかな?...後は、ポッと出の会社の奴に代表をやられたくないとか。」
マドカさんが睨んできた方達を睨み返します。どうやら、図星だったみたいで、睨んでいた方達は目を逸らしました。
「....まぁ、そこまで言うなら、私がユーリの相手になって実力を示してあげるよ。」
「ま、マドカさんとですか!?」
マドカさんがいきなり模擬戦をする事を言い出したので、思わず突っ込んでしまいます。
「え?だって、これが一番手っ取り早いよ?」
「....私、マドカさんよりも弱いんですけど...。」
「実力を示すには充分だって。」
なら、マドカさんがやればいいじゃないですか....!
...推薦されてないので無理なんですけどね...。
「よし、それじゃあ近い内に...一週間後かな?その時に、篠咲さんとエーベルヴァインさんで模擬戦をしてもらいます。その結果でふさわしいか決める。...それでいいですね?」
誰も反論をしません。異論はないのでしょう。
「では、少し時間が余ったので、授業を少しだけしましょうか。」
アミタ先生の言葉に、半分くらいの生徒が不満の声を上げます。
「ええ〜。」
「皆さんが言うのは分かりますが...キリエ!貴女が面倒臭がってどうするんですか!」
「だって、このまま終わる雰囲気じゃない。」
「副担任なのにそれをいいますか....。」
副担任としてあるまじき言葉ですよキリエ先生...。
「...はぁ。....まぁ、授業ができる教材を今は持ってきてないので、結局は授業はしないんですけどね。」
「...自分だって後先考えてないじゃない。」
「うぐっ....。」
コントのように会話をする先生方。クラスの方達もあの二人なら親しみやすくていいと思ってるのでしょう。少し笑ってる方もいます。
「と、とにかく、時間が余ったので、適当にクラスメイト同士で交流してください。」
「はい、それじゃあ、自由時間〜。」
先生の言葉を合図に、半分くらいのクラスメイトは立ち上がり、いろんな人に話しかけて行きます。...私は、とりあえず先生方の方へ行きましょうか。
「
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