学園祭のライオンハート
最終試合:ダブル『王』対赤白龍神皇帝(1)
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で正体が分かったのだった。
「アザゼル!このライオン、もしかしてネメアの獅子か?」
『よく気付いたな一ちゃん。あれは元々ギリシャ神話に出てくる元祖ヘラクレスの試練相手何だが・・・・「聖書に記された神」シャルロットがあの獅子の一匹を神器に封じた。そいつは十三ある「神滅具」に名を連ねる程のモノになった。極めれば一振りで大地を割る程の威力を放ち、巨大な獅子にも変化できる。「獅子王の戦斧(レグルス・ネメア)」!敵の放った飛び道具から所有者を守る力も持っていたが、所有者がここ数年行方不明になっていると報告を受けたが、まさかバアル眷属の「兵士」になっていたとは』
やはりアレは神滅具。するとサイラオーグは首を横に振る。
「いや、残念ながら所有者は死んでいる。俺が『獅子王の戦斧(レグルス・ネメア)』本来の所有者を見つけた時には、既に怪しげな集団に殺された後でな。神器である斧だけは無事だったが、所有者は死ねば消滅するはずであろう戦斧は、意思を持ったかのように獅子に化けて所有者を殺した集団を根こそぎ全滅した。俺が眷属にしたのはその時だった。獅子を司る母の血筋が呼んだ縁だとな」
『所有者抜きで単独で意志を持って動く神器で・・・・しかも神滅具だと!?更に悪魔へ転生した!獅子が凄いのか「悪魔の駒」が凄いのか。どちらにしろ興味深い!実に興味深いぞ!うーん、そりゃ俺達も把握出来ない訳だ。クソ!何でまたこの時代に限ってこんなレアな事ばかりが神滅具に起こるんだ!?って言うかサイラオーグ!今度その獅子を俺の研究所に連れて来い!すげー調べたい!「パシィィィィィィイン!」いってえええええ!このハリセンは一ちゃんか!』
とりあえず空間に手を突っ込んでハリセンを持ち、アザゼルがいる実況席にまで行かせて後方から思いっきり叩いた。これで二度目だが、アイツも慣れているだろうな。
「アザゼル、とりあえずうるさいから黙っとけ」
『あ、アザゼル総督。大丈夫ですか?二度目とはいえたんこぶが出来てますが』
『大丈夫だ。いつものハリセンだったらよかったが、金属製のハリセンだったら死んでたかもしれん。にしても俺さえ興奮してしまう事なのに、一ちゃんらは冷静にその獅子を見ているな』
『俺も驚きで一杯だぞ?こんな事が起こる何だな。俺の場合は、所有者が死ねばすぐに意識が途切れて気付いたら次の所有者の神器内にいたが。今代の所有者は、実に面白い者ばかりなのだな』
ああそうだなドライグ。だが今倒すのは目の前の相手だ、まだだが力の加減頼むぞ。と言ってる間に来たので殴りかかった、曹操の相手は神滅具だ。何とかやってくれるだろう。右へ殴ってきたが、俺には分かる。紙一重で避けてアッパーを喰らったサイラオーグは一瞬よろけたが、すぐに立ち上がり攻撃してきた。
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