第10話「ちょうたつ」
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シャッ!!
頭を叩き割る瞬間、その言葉を聞いて頭が真っ白になった。
「っ....ぅうううう....!」
辺りは血と肉片と死体にまみれ、私自身も返り血で血まみれになっていた。
そんな状況に構わず、私は立ち尽くすように涙を流した。
「........。」
「....瑠璃ちゃん...?」
俯いた状態の瑠璃ちゃんが、私の服の裾を掴む。
「ごめんね、瑠璃ちゃん....こんなの、見せちゃって....。」
「.....。」
血まみれの状態だけど、瑠璃ちゃんを抱き、優しく撫でる。
「貴女だけは...貴女だけは、護って見せるから....。」
もう、誰も犠牲にしたくはない。私が殺した人達のためにも、私はそう誓った。
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