第10話「ちょうたつ」
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.。」
俺はすぐさま逃げ出した。
「行かせないわ。」
「先生!?いつの間にそんな反射神経を!?」
先生の脇を抜けて行こうと思ったら、あっさりと襟首を掴まれる。
「ちゃんと話、聞かせてもらいますね?」
「うっ....はい...。」
とりあえず着替えさせられてから説教されました。
「...まぁ、今回は許します。」
「うぅ....すいませんでした...。」
しばらく説教され、ようやく解放される。
「それで、どうして車を持ってきたの?」
「...いつかはこの学校を出るかもしれませんし、なによりも他の生存者を探しに行ったり、物資を調達するには車は最低二台必要でしたから。」
「なるほどね....。」
問題はガソリンが調達しづらいって事なんだよな...。ガソリンスタンドって電気なしで使えなかったよな...。
「...遼君は本当に色々できますね。銃の扱いや、サバイバルの知識、さらには車の運転まで...。」
「.....親父はいざという時の事とか言っていつも俺や母さんを鍛えてましたからね。...さすがにパンデミックは想定外でしょうけど。」
「想定していたらしていたでおかしいわ...。」
親父は今頃なにしてるだろうな...。...多分、紛争地帯で無双してるな。軽装備で。
「他の皆は?」
「今頃寝ているわ。バリケードも問題なかったから、私ももうすぐ眠るわ。」
「じゃあ俺も眠ります。おやすみなさい。」
先生は俺の寝室から出て行き、俺も寝袋に包まって寝た。
〜おまけ・その頃の...〜
「いやぁ!来ないで!」
「誰かー!誰か助けて!!」
「ママー!うわぁああああん!!」
まずい...!まずいまずいまずい...!!
〈ギギギ....〉
「邪魔!どいて!」
目の前のゾンビを吹き飛ばす。今は荷物を近くに置いて武器しか持っていない。
目指すは立て籠もっていた教室。バリケードは無事だけど、中から叫び声が聞こえる。
バキィッ!
「っ....!?」
割れた窓を塞いでいた板を叩き割り、中に入る。
中の様子は悲惨だった。数人のゾンビ...しかも、元々は立て籠もっていた子ども達がおり、他の人達もほとんどが噛まれた傷を負っていた。
「くっ....!」
とりあえず、ゾンビと化している人達を潰す。
「(無事な人は....!?)」
噛まれたらその時点でアウト。全員が噛まれていたのなら、殺すしか....。
「...っと...。」
「....
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