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東方狂乱月
三話 人里
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ミングだろう。
店員が無造作に団子の乗った皿をテーブルに置く。

狂夜は思い出したように、また、先ほどの話題をうやむやにするように言った。

「そうだ、紫ちゃん。これからどうするの?」
「まだご予定があるなら御一緒させて頂きますが何処かに行くんですか?」
紫は丁寧き行き先を問う。

「確かにまだ行く場所はあるけど、少し遠いよ?たしか…場所の名前は...」
狂夜は顎に手を当てて唸り、やがて思い出したように言った。

「香林堂」
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